セールス

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2006年09月26日 19:48

会社で原稿を書いていたら
電話回線のセールスの電話(ややこしいね)がかかってきた。
最初に出たのはK君。
基本的に、この手のものは門前払いする方針なのだが・・・


K君、「すみません。更新されますか? とか言ってますけど」
「?」
なんのこっちゃ、と思いながら電話に出てしまった。
そして、まんまとマイライン変更の約束をさせられてしまった。


要約すると、会社を変えると当方の負担は一切なしに料金が安くなるということ。
そんなウマイ話があるんかいと思って尋ねてみたところ
要は、フュージョン、NTT、KDDI三者の代理店をしていて
回線を替えさせる度に報奨金がもらえるらしい。


うわー!
この仕組み、かつての新聞の拡張団とまったく一緒だ。


皆さん知らないと思うが
新聞の拡張団員が半年契約を1件とるたびに
本社から10万円近いリベートが入ることになっていた。
(私が在職当時はそうだった。今は知らない)
だから、拡張団員は手持ちのコマ(読者)を数多く抱えていて
その人たちに様々なサービスをする代わり
半年ごとに朝・毎・読をグルグル替えさせる。
それだけで十分食える。
なぜ、そんな経済合理性のないことを新聞社がしていたかといえば
リベートを廃止した時、どれだけ部数が減るか予測がつかないから。
会社全体として見れば損害にしかならないことでも
担当者は自分の時に部数が減るのは困るので
延々と金を出し続ける、こういうこと。


電話会社にしても新聞社にしても
自分で自分の首を絞めているのでないかという気はするのだが
まあ末端ユーザーとしては
せいぜい、その枠組みを利用するしかないのだろう。

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コメント

うちは、三ヶ月更新ですが、それでもたくさんサービス付いてきます。やっぱり手持ちのコマのひとつなんでしょうかね?

>真木様
同じ新聞を取り続けていて
それに対してサービスをもらっているなら
それは販売店の顧客サービスですから
非常にまっとうな行為だと思います。

「コマ」は新聞をくるくる替える人たちです。

>川口様、解説ありがとうございます。
確かにおっしゃる通りでした。
ボケた質問でしたね><

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