診療納め ~歯科編~

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2006年12月22日 23:31

今年最後の歯科検診でした。

悪いところがなくても、
副腎皮質ホルモン剤(プレドニン)を長年服用している私は、
骨や歯がもろくなりやすいこと、
生物学的製剤と歯肉炎の関係もあり、
半年に一度歯科チェックに行っています。

もう13年以上、O先生(女性)に診てもらっています。

きっかけは、下奥の親知らず(8番という)でした。

どこの歯医者に行っても、

抜くのが難しいから、
人手がかかるから

という理由で門前払い、
「大学病院の口腔外科に行ってください」
と言われた私の超問題児8番を
O先生は、
大学から来ている口腔外科の助手先生と二人がかりで、
その細腕で4時間ぐらいかけて抜歯してくれました。

緊張して、痛かったりすると、
「大丈夫よ」
と目の上にタオルを置いて、手を握っていてくれる
とても優しい先生です。

いつも、診察台の後ろからではなく、
患者の前に来て、マスクを外して、挨拶をなさいます。
これは、なかなかできないことだと頭が下がります。

リウマチのことは詳しくわからなくても、
「体調はどう?心配ないわよ」
「お子さん大きくなった?もう安心ね」
などと言いながら、手に触れられたりすると、
メロメロになってしまうのでした。

今日は、ご挨拶の後、
「記事(常陽リビング)みましたよ。
身体に気をつけて、頑張ってね。」
とお声をかけてくださいました。

そして、
帰り際にわざわざ会計のところまで来て、

歯科医療も、いかに医療行政に右往左往させられているか、
時に保険診療できることまで、自費でと言わざるを得ない現状や、
診療日数合わせの理不尽さなど、
窮状を話してくださいました。

立ち話でよく理解できなかった点もたくさんあるのですが、

いつか歯の病気についても
ロハス・メディカルで取り上げていただきたいと思いました。

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コメント

ご苦労様でいた。親知らず(奥歯)の抜歯は皆、嫌うようですね、O先生素晴らしい!!
将に医は仁術ですね。
医療行政、医療費の削減(省庁)のでたらめを国民のツケに回されてはかないません!!

>m、n.様

私は昔、『親知らずノイローゼ』でした。
職場で顔を合わす人に
「親知らず抜いた?」
の質問を連発し、大学病院口腔外科での悲惨な状況や、あげく米国で全身麻酔で4本まとめて抜いた話まで聞きました。

近隣の10件近くの歯医者をはしごした挙句、行き着いたところが
O先生のところです。
8回ぐらい麻酔を足して抜歯する大手術?でした。
左右下奥歯を抜いて消毒治療が完治するのに一年かかりました。

O先生には足を向けて寝れない!思いです。

>真木様
8月20日号で
「口のトラブル」特集を予定しております。
少々お待ちください。

>川口様

(当然のことかもしれませんが)
来年8月号まで、(いやもっと先まで?)特集テーマは決まっているのですね。
あらためて、凄いと思います!!

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