ナースキャップ

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年04月10日 20:34

今日は勤務する専門学校の入学式でした。

新入生総勢360名、ご父兄を含めるとかなりの参加者でした。
私は、担当するのが一年生3クラスということもあり、
出席しました。

まだ着慣れないリクルートスーツをまとった新入生を眺めて
思い出すのは、数年前の病院入職式。

人事担当の仕事には、入職式の準備がありました。
入職式は、
病院と近い関係にある代議士が来賓可能な日程を優先するので、
年度末の三月下旬に決定しました。

細かい打ち合わせをしたとき、
院長が新入職員はスーツではなく、
病院の制服で参列と決めました。

それで、総務課と用度課は制服を間に合わせるよう無理をして、
会場が病院だったこともあり
真に受けて、
そのように案内したら、

なんと、

最も人数の多い看護師採用枠で、
国家試験に不合格になった新人がいて、
ナースキャップを被って記念撮影できないことになり、
ものすごく当人を傷つけました。

後々まで看護部長・指導師長に
「配慮のない人事」
と、後ろ指をさされる苦い経験になりました。

病院の専門職(ライン部門)は資格があってこその職種なので、
内定者が、採用後に国家試験不合格になるケースは生じます。
リハビリのST、OT、PT、管理栄養士や看護師がそうです。

(そういえば、医師の国家試験不合格で臨床研修キャンセルもありました)

その後
ナースキャップは不潔だとか、
ヒヤリハットの原因になるとかで廃止になりましたが、
看護学部卒業間近に行われる戴帽式という伝統行事もあり、
ナースキャップは誇りをもって仕事をするための象徴ともいえるものでした。

そういうことも理解せずに、
看護部長に確認もせず、
まんまと院長にはめられた?
己が迂闊だったのですが、
非常に勉強になりました。

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コメント

ハ-ドるを、お高くご設定されたご様子、果たしてこのままコメントが流れるものか!?

新しいお仕事、何かと大変は有ると思いますが、急がず、慌てず、ボチボチお励み下さい。

そう、日々是好日とお考えになって、
姪がナ-スを致しております。
病院へ出掛け、ナ-スが白衣とキャツプを被って颯爽と行動する姿はご本人のご苦労とは別に、清々しくも、信頼感を感じる光景に思えます。
衣装は人をつくると申しますが、本人多達は逆に義務感も感じましょう、
大切な事です。

昔の軍人に話しをお聞きすると、戦闘帽を被ると身が引き締まったと申します。
新しい職場でのご苦労、目に浮かびますが、笑顔をお忘れにならず、ご努力下さいませ。

我々、患者になり得る側からすれば、オモテもウラも病院には違いないと思いますが、いつもながら、中枢部門のスタッフのお話は興味深いです。

『戴帽式』と言うのですか。
しかし、それを羨望の面持ちでみる文化(気持ち)は、大事にしたいですね。そういうところから、謙虚さ、真摯な心が育つと思います。

> m、n. さま

コメントありがとうございます。

制服の力は偉大ですよね。

お言葉、励みに頑張ります!!

>sechanshinchanさま

長いことお待たせしたようで、申し訳ございませんでした。

仕事に向かう姿勢とか、仕事への誇りとか、そういう気概ってとても大事だと教えられました。

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