エンブレルの能書

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2007年07月04日 15:52

能書とは、
医薬品添付文書のことです。

本日、外来通院で自己注射液のエンブレルを院内処方された際、
4回使用分が一つのパッケージに密封されている箱が
開いたままの状態で渡されました。

二年間処方されて、初めてのことでした。

「なぜ、箱が開いているのか?能書が入っていないが」

と質問すると、

薬剤師は

「能書は本来、医療者のためのもので、患者さんが目にすると危険を感じる方もいるので、それを抜くために開けたのだと思う」

という説明をしました。

おかしい!!

確かに、エンブレルの能書には、
【警告】や【禁忌】事項が赤字で入っています。

2007_0704能書0007.JPG


しかし、安全に使用するために医薬品情報は正確に患者に伝えるべきで、
まして、
エンブレルは全例解除されたばかりなのに、
なぜ今さら???

食い下がっても無駄という無意味な直感で、
言葉を続けませんでしたが、
釈然としないまま病院を後にしたのでした。

不快感が募るばかりで、

封を開けた商品を顧客に渡すとは馬鹿にしてないか!!

3万円近く支払って、期限切れの薬と差し替えられていたらどうしよう・・
などと、被害妄想めいたことまで思い巡らす始末です。

不都合があるならば、
せめて患者の目の前で開封して、能書を抜いてください!!

(写真の能書は、前回処方されたエンブレルに添付されていたものです)

<<前の記事:デザイン    アスパラ:次の記事>>

コメント

真木様
その問題は今までの事情に合わせ、やはり食い下がるべきだと思います。
これは受け取れません。開封されていない物に交換して下さい。能書きを抜き取るなら私の目の前で開封して抜き取って下さい。
それが出来ないなら、いま、主治医のところへ行って、不安なので私なりの意見を言わせて頂きます。
其処まで言われれば良かったと考えます。

私と真木さんは同じ主治医ですので、
今度、G先生に質問してみても構いません。

期限切れの薬を渡すケ-スもあると聞いており、以前、リマチルでは無く、メタルカプタ-ゼを処方されている時、土浦のある薬局で以下の様な事が有りました。
処方箋を渡し、受け取る時に薬剤師が食前に飲んでも構わないと、不用意にもおかしな事を言いました。
その日は都合が有り、始めて出掛けた薬局での事、

おかしいですね?と質問致しました。
今まで必ず食後と指定されていたのに、何故今回は食前と言われるのですか?
薬の服用は胃に負担をかけない為にも食後が普通では有りませんか?

すると顔色を変えました。
食前の方が効くと思いましてと薬剤師。

期限切れではないのですか? 私、

申し訳有りませんが受け取れないので返却いたします。
そう言って処方箋を戻して頂き、帰った事実があります。

自分の心に不安を残すのは良くありません、

私くらいの年齢になりますと、皆の前で大声で質問も致しますので、相手も不自然な対応は取れません。
負けたらいけませんね。
その時もかなりの人数の薬待ちの方が薬局内におられて、みなさんびっくりした様な顔で私の方を見守っておりました。

自分の命を守る事は、絶対に妥協してはいけません。
私は個人的にそう考えます。

嫌われる事など恐れてはいけないと思います。
ご自分の意見は大きな声で堂々とするのが良いのでは?
何も悪い事をしている訳ではありませんからね。

>M,NAKAMURA。様

早速にコメントをありがとうございます。

おっしゃる通りで、そういう態度をとれなかった不甲斐無い自分に苛立って、憤っておりました。

ただ、邪推かもしれませんが、

重篤な感染症など死に至る副作用が列挙されていた従来の能書を、
全例調査解除の時期にぶつけて、
今後は患者の目に触れることが不適当、
あるいは製薬会社の販売促進妨害になるからと、
(能書を入れない)パッケージ改良の手配を進めているなどの理由で、

それに間に合わなかった在庫品を渡されたのだとしたら・・・
(実は、期限切れの心配よりも、はるかにその可能性が大きいと勝手に判断して驚愕しました)

目の前の薬剤師や主治医に何を言っても
問題はそこにはないと咄嗟に悟ったのでした。

処方を誤ると、大変危険な薬剤であることは間違いないので、
自分の命ばかりか、リウマチ患者にとって大きな脅威です。

以上の憶測が、杞憂に終わればいいのですが。

真木様、
もし、本当にそうなら、良いと願っております。
今までと違った処方のやり方(受け渡し)をするならば、やはり公に患者さん達に公表する義務が有ると考えます。
文書で表示する、医師が患者に話す、公の機関で知らせる。
方法は幾らでもあるはずです。
現実に誰も信じられない時代が到来しております。
悲しいですが自分や家族の身は自分達で守らなければいけない時代ですね。
本当に悲しいと思いますが、ますます、そんんな国になつて行く様な気が致します。
まず出会いの時から相手を見極める審美眼が必要な時代でも有りますね。
一度だけの命、大切に致しましょう。

>M,NAKAMURA。様

よく考えると、主治医に確認すべきだったのですが、このところ学生が研修で外来に付いていて、何となく戻りにくい感じでした。

次回聞いてみます。

すでに国内で一万人以上のリウマチ患者がエンブレルを打っています。
今後増えることは確かですから・・

コメントを投稿


上の画像に表示されているセキュリティコード(6桁の半角数字)を入力してください。