懺悔

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2008年02月19日 22:37

やった~バンザイ!

学期最後の授業を恙無く(と思い込んでいた)終えて、
心の中でそう叫びそうになったとき、
『99点君』が
ニヤッと笑って(そう見えた)
教壇に向かって近寄ってきました。

『99点君』というのは、
先のテストで99点という最高得点を獲得した
熱心な男子学生で、
私は密かにそのように名づけていました。

『99点君』は、
ちょっと申し訳なさそうに、
でも、
してやったり(これもそう見えた)
とばかりに言うのです。

「ここ、問題の番号間違ってないですか?」

見せられた紙は、
診療行為が民法上、
準委任契約になるという内容の演習問題。

初診の場合、患者は受付で受診の申し込み時には、
まだ診察に関する契約しか成立しない
(つまり診療契約も、治療契約も不成立)
診察後に治療契約が成立する云々
という穴埋め問題の
番号が途中、
違っているのではないかと・・・

この問題は、
数年前の医療秘書検定1級出題から脚色して作成したこともあり、
まず私がタイプミスをしたのではないかという疑念がよぎりました。

瞬時に、
それを明後日の期末試験の一部に引用していたので、
両面印刷機にかけて製版し、ホッチキスで綴り、
頑丈に封をし、体裁を整え鍵のかかる専用のキャビネットに仕舞い込んだ
試験問題を全部刷り直さなくては?
という絶望に近い恐怖が怒涛のように押し寄せ、
頭の中は、たら~っと真っ白になってしまい、

「う~ん・・・そうかも」

とただ、唸ってしまったのです。
(よく考えもせず、情けない失態)

問題の再チェックと、
内容を吟味したところ、
問題文と振った番号は間違っていなかったという結論にたどりつき、
同時に、『99点君』の指摘も誤りではなかったこともわかりました。

一日遅れで
補足資料を作成、
再度そのクラスに説明に行って、
試験問題の封筒を鍵付きキャビネットに戻さねばならない羽目になりました。

この顛末は、
終了チャイムとともにすっかり気が緩んでしまったこと、
しっかり自信をもって最後まで対応できなかった
知識不足、勉強不足に尽きます。

締め括りの授業がこれだもんね、
深く懺悔です。

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