2009年03月のアーカイブ

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2009年03月31日

筋腫治療9:術後21日目

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月31日 23:10

手術からちょうど3週間が経ちました。

朝と夕に、痛み止めのロキソニン半錠ずつ(1日1錠)を服用する程度で、ほぼ術前の生活に戻っています。
傷は大方きれいにくっついていて、瘡蓋になっているので、チクチク、痒い痛いです。
腹帯やガードルで保護もせず、剥き出しのままですが、特に違和感はないです。

毎日シャワーだけなので、10分で事足ります。長湯好きの私には物足りなく、また冬に戻ったような寒さの数日はちょっと辛かったです。

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予算も足りてないそうです。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月31日 13:17

先日、厚生労働省の「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」がまとめた周産期母子医療センターの指定基準の見直しについて書かせていただきました。

その後の話がよくわからない、ということだったのですが、ひとつだけ、研究室から情報がその数日前に回ってきていました。

猪瀬直樹の「眼からウロコ」
1床あたり年間700万円以上も赤字では…
新生児集中治療室の収支モデルを分析、増床策を提案する
2009年3月25日 日経BPネット

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2009年03月30日

「英話5分間トレーニング」

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月30日 21:42

NHKラジオ英語番組とは、中学1年の基礎英語から30年以上のお付き合いです。
(もちろん、途中何度も中断を繰り返しながら、ですが)

今日から新年度講座が開講しました。

注目は『英話5分間トレーニング

日曜日、お盆、年末、お正月も一日も休みなしの毎日5分間です。
私が知る範囲で、5分間という英語番組は初めて、最短記録だと思います。

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医療報道ブーム?

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月30日 14:14

順序が前後してしまいましたが、くいとめる会事務局の先生と私あてに、昨日ご紹介した“医療サポーター養成所”代表の山根さんから、「今の医療 こんなんで委員会」(京都府医師会主催)のご報告のメールを頂きました。


とても興味深い内容だったので、ご本人の承諾をいただいて、要約・抜粋というかたちでご紹介させていただきます。(ご本人の講演内容は、こちら。)

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千葉、銚子、滋賀

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月30日 05:58

千葉県知事選で森田健作氏が当選し、銚子市立病院問題で市長のリコールが成立した。


知事選に関して言えば、やっぱりなと感じる。少なくとも堂本県政からの転換が選択されたということで、千葉の医療がよくなるにしても悪くなるにしても、このままズルズルではなく動くだろうと期待させる。しかし銚子市は、この後どうなるのだろう。次の市長は病院再開を探らねばならないことになるが、現実問題として、それだけの財源はあるのか。

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2009年03月29日

選択授業

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月29日 16:42

早いもので、専門学校の講師業も三年目になりました。

最初、医療秘書の教科を担当させていただく予定が、
蓋を開ければ「病院管理論」や「保険制度」になり、
初年度後半からは、診療情報管理学科の二年生と「医療管理」を学びました。

そして、二年目の昨年は、1年生から3年生までの授業を縦断し、
卒業研究のテーマも共に勉強しました。
一方で、自分の患者体験を話す機会もありました。

入院前の最終打ち合わせでは、
4月から従来の幼児・保育分野と診療・医療情報分野が合体する組織改変下で、
診療情報管理学科の2年生と3年生の授業を担当するということでした。

(ここまでは問題なく、早く回復したい一心で入院に突入したのです)

ところが、退院翌日の朝一番に電話

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医学の進歩はほんとうに私たちを幸せにするのか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月29日 13:22

昨日、以前もご紹介した「今の医療、こんなんで委員会」シンポジウムが開かれました。

シンポジストストの一人、「医療サポーター養成所」代表であり“お母さん”でもある山根さんは、先日別のエントリーで私も取り上げた「妊娠の心得」を、会場で紹介されたそうです。

今日は、その中の1つの項目について、近年注目されて、ちょうど研究室でも話題になっていた「遺伝子診断」と絡めて考えてみたいと思います。

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2009年03月28日

やはり社会が病んでいる

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月28日 22:57

半田市の中1男子11人が『先生を流産させる会』なるものを作って、給食に異物を混入したりしていたという事件


もし万が一、本当に流産していたら、これは胎児を殺したということになるのだが、中一にもなってそれ位のことも分からなかったのだろうか。ただただ呆れる。

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指定基準を再編しても。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月28日 11:45

ちょうど1ヶ月ほど前、「周産期は妊産婦だけのものにあらず。」というエントリーを書かせていただきました。

愛育病院の総合周産期母子医療センター指定返上問題でそのことを思い出したので、これを機に、周産期母子医療センターの指定基準に関するその後の動きを確認しておこうと思います。

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2009年03月27日

東京女子医大事件 二審も無罪

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月27日 15:59

判決を詳細に見てみないと分からないことながら、人工心肺の構造を説明されてみれば(ただ、ちゃんと説明してもらわないとなかなか分からないのも確か)、「回転数云々」というのがいかにナンセンスか分かる。検察には上告しないよう願いたい。

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骨抜き条項。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月27日 12:54

ここ数日、その動向に注目が集まっていた愛育病院の総合周産期母子医療センター指定返上打診の問題ですが、一応、厚労省もあわてて人を送り込み、最終的になんとか東京都がとりなしたようですね。

とりあえずは“法令違反にならないためのウラワザ”を伝授したということらしく、お役所的な解決の仕方というものを目の当たりにした私としては、なんだかちょっと狐につままれたようでもあります。

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2009年03月26日

愛育病院だけの問題じゃないという話。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月26日 13:12

昨日流れたニュースにはびっくりしました。

(速報)愛育病院に労基署が是正勧告
「愛育病院は厚労省と調整へ」-東京都が見解

くい止める会事務局のおかれている研究室にも第一報が入り、いろいろな話が他からも飛び込んできました。「ついにパンドラの箱が開いた」と表現している方々もいました。

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鮮烈フライング・デビュー

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月26日 13:04

昨日の愛育病院を巡るニュース3連発ご覧いただいただろうか。
ロハス誌4月号の裏表紙でも告知しているように、4月からはニュースを毎日更新する。
その予告編みたいなことになった。

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2009年03月25日

総合周産期センターに労基署が待った!!

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月25日 15:10

詳しくは、こちらを。

製薬再編気になる話

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月25日 12:08

不定期に書いていきます。

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縦割裁量行政の破たん

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月25日 10:13

もの凄い情報を耳にしました。
しかも、同じ分野の性格のよく似た話を同時に2つも。

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やっぱり気になるのは、ネットのその先かも。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月25日 09:38

ここ数日、私のエントリーではインターネットを活用したオピニオングループの形成というような話がちょくちょく顔を覗かせています。

フォーク並びの話では、mixiのコミュニティ創設や、オバマ氏のSNS戦略の話題が出ました。また、昨日は、ネット上での署名活動について、改めていろいろと考えさせていただきました。

そこで今日は、せっかくなのでオバマ氏のインターネット戦略をちょっと勉強しながら、いろいろ考えてみたいと思います。

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2009年03月24日

リスク、リスペクト

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月24日 18:05

先ほど堀米さんのエントリーのコメントに若干ムキになって書き込みしてしまいました。


日本の医療がここまで悪くなった原因は色々あると思いますが、理不尽な目に遭った医療者が、その非を世に訴えることなく頑張り続けるか、逃げ出すかしてきたことも間違いなく影響していると思うのです。

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不審者出没と引渡し実施

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月24日 17:32

今日はトントンの修了式。無事に5学年終わりです。

午前中で帰宅し、母(トントンの祖母)と三人でお昼を食べてから、感動のWBC決勝戦の後半をテレビで見ました。普段は、野球の試合はほとんど見ませんが、「やった!!」「頑張れ!!」と親子三代で声援を送りました。
本当に素晴らしい決勝戦でした。

話は変わり、授業最終日の昨日、下記の連絡メールが届きました。

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大野病院事件の報道をふりかえる。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月24日 07:58

2006年、福島県立大野病院事件に際し、当時は連日のように、様々な報道が相次ぎました。内容的には、被害者感情の救済、医療制度の問題点の指摘、医療関係者・行政関係者に対する批判も入り混じり、また、時の経過とともにその論調には徐々に変化が現れました。

先日も医療問題に関する報道の細かい点に触れましたが、今日は2006年当時の大野病院事件報道について振り返ってみます。

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2009年03月23日

グーグル馬謖を斬る?

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月23日 16:33

本日の毎日新聞に載ったニュースを見て仰天した。

グーグル日本版格下げ、ページランク「9」から「5」に

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フォーク並びの1人目は誰?

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月23日 10:53

先日、「コップの外でザワつこう」というエントリーで、「コップの内」にいる人に、「コップの外」にいる私たちの意見のやり取りのオブザーバーになってもらいたい旨、書きました(これだけでは意味不明なので、もし興味を持っていただけましたら是非、そのエントリーをご参照いただければ幸いです)。

それについて、さらに面白い例えをしてくれた人がいました。以前にもコメントを下さった方です。

その方は、「トイレのフォーク並びを広めた人って、どんな人なのかな」と考えていたといいます・・・。

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千葉県知事選情勢

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月23日 00:04

朝日新聞と時事通信が情勢調査(世論調査の選挙版)をやったら、共に、森田健作氏リード、吉田平氏が追うという状況が出ました。
期日前投票は前回の1,5倍ペースと、まあそれなりに盛り上がっているようで、これはやはり最後まで分からない感じですね。

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2009年03月22日

ボランティア養成講座(COMLより)

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月22日 16:25

ロハス誌でもずっと連載してくださっているCOMLの山口事務局長から、こんな講座のお知らせをいただきました。

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アメとムチ

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月22日 14:24

先週、周産期医療整備を巡って連日2つの要望・提言が、舛添厚生労働大臣に対して出されました。


それぞれ、昨年の墨東病院での妊婦さん死亡から始まった一連の議論の、部分的な結論ということになると思います。


まず16日の月曜日に、「救急部門と周産期部門との連携強化に資する具体的手法に関する研究」なる厚労科学研究の分担研究者、海野信也・北里大教授から(こちら)。
ついで17日の火曜日に東京都の猪瀬直樹副知事から「NICUの整備促進に関する国への緊急要望」。

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「たらい回し」は真実を伝えているか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月22日 12:25

昨日、総務省の救急医療に関する調査結果と、それに関する報道内容をご紹介しました。(昨日のエントリーはこちら。)

今日は、そのつづき、というか、ちょっと視点を変えてこれら報道について考えてみたいと思います。

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2009年03月21日

なぜ地方では「たらい回し」が少ないのか。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月21日 10:42

総務省が、昨年の救急搬送に関する調査結果を発表しました。一昨日から昨日にかけて、新聞等でも報道されています。医師不足等からくる救急医療の崩壊については、くい止める会でも大いに危機感を持ち、注目してきました。

重症拒否10回以上903件=「たらい回し」48回も-救急搬送調査 (時事通信)

重症患者の3・6%「たらい回し」…昨年の救急搬送 (読売新聞)

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2009年03月20日

科研費詐欺

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月20日 15:21

全国医師連盟から下記のようなリリースが送られてきました。
昨日、毎日新聞が1面で書いてた特ダネ記事とその続報の関連です。

=====================================================

【厚労省による補助金運営の不正発覚に関する全国医師連盟執行部の見解】

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筋腫治療8:大きかった!

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月20日 10:37

退院3日目です。

退院日の夜は、トントンの塾送迎に車を運転し、
翌朝から新年度の授業カリキュラムについて電話打ち合わせ、資料作成など自宅で仕事を再開しました。
昨日は保険金給付請求書手続きのため市役所に出向いたり、お買い物や近所の散歩も1時間。
実家の母が、家事を引き受けてくれて、とても助かっています。

主治医S先生は、
『次回外来診察日まで入浴と夫婦生活は禁止、それ以外は全てOK(走ってもいいよ~)、床を敷いて休むほどのことはしなくていい』
と言われました。
退院時に病棟看護師から渡された『子宮の手術を受けられた方へ』という冊子の内容とは随分乖離があります。
4人のお子さんの育児と、婦人科医師の仕事をこなされているS先生の姿勢であろう、
「ちょっと無理してでも早期体力回復と仕事復帰に努める」をお手本にできたらいいなと思っています。

さて、ようやく入院中の荷物や郵便物の整理などをして、デジカメのデータを取り込みました。

確かに大きい!とびっくり。

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くすりのねだん。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月20日 10:23

一昨日のロハス・メディカルのニュースサイトで、薬価のつけ方ががらりと変わりそうだ、ということを知りました。

(速報)製薬業界 護送船団の終焉

ちょうどその前日の日経新聞(夕刊)に、「政府が決める薬の値段。」という記事が掲載されているのを、くい止める会事務局のおかれている研究室の先生に教えてもらったところだったので、ちょっとタイムリーで「へえ!」と思ってしまいました。

でも、薬価の問題と聞いても、多くの人はなんのことだかピンとこないのではと思うのですが、それは失礼な話でしょうか?すくなくとも私の場合は、何度頭に入れようとしても、「とても複雑でややこしいこと」のカテゴリーに自動的に押し込まれて、わかったようでわからないままに蓋がされ、どこか片隅にしまわれてしまいます・・・。

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2009年03月19日

選挙行ってますか?

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月19日 16:26

昨日、4月にやるイベントの打ち合わせで、有名な政治記者と話をする機会がありました。

彼曰く「今の若年層の中には選挙にどうやって行くかを知らない人が相当数存在する。それは、その親も選挙に行ってないから。その層が政治の貧困の被害を最も受けるのに、そういう人たちは新聞もテレビも見ないことが多くて、選挙に行った方がいいよと伝える術がない。困ったもんだ」と。

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メインサイトはこちらではありません

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月19日 10:09

年明けにも一度お知らせいたしましたが
ロハス・メディカルwebは
ニュース+誌面アーカイブ+ブログの3本立てになっております。

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乗りかかった舟なので。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月19日 06:34

繰り返し言っておきますと、私は別にこの件に関してはウォッチャーでもなんでもないのですが、やっぱりたまたま目についてしまったので続報とともに、考えたことを書いてみたいと思います。

受精卵取り違え第1回口頭弁論 香川県側は争う姿勢
3月18日11時34分配信 産経新聞

以前、グリーフケアについて取り上げ、つい数日前には、医療ADRについて改めて振り返ったところですが、記事を読んでいていろいろ思うところがありました。

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2009年03月18日

医療メディエーター 

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月18日 13:31

ここ2日間、医療ADRについて振り返ってみましたが、その中で触れていなかった大切な要素があります。くい止める会が注目している「対話自律型」ADRの場合、だれが医療側と患者側の間に立って「対話」を促すのか、ということです。「裁判準拠型」の場合、基本的な考え方は訴訟と大きくは変わらないため、ごく自然に弁護士が間に立つこととなります。しかし、そもそもADR法は、介入できる第三者の範囲を弁護士以外にも広げたところに意義があります。

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2009年03月17日

千葉県西部ではお産の危機

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月17日 14:56

大事なことなので復習します。
















原典に当たった方はご存じと思いますが、なぜ2025年を採り上げるかというと

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対話こそが解決への道。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月17日 12:27

昨日、この4月にADR法が3年目を迎えることもあって、医療ADRが求められている理由を再確認しました。つまり、医療紛争解決の手段として現在とられている民事訴訟が、実際には、患者や遺族が求めている真相の究明や医療側の真摯な対応には結びつかないケースが多い、ということです。

その点を踏まえながら、今日は、医療ADRで考えられる2つのタイプ「裁判準拠型」と「対話自律型」について、考えていきたいと思います。ちなみに、周産期医療の崩壊をくい止める会で注目しているのは後者、「対話自立型」です。その点、念頭に置きながら、しばしおつきあいください。

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旗幟

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月17日 00:33

昨日、竜先生の政策が千葉県知事選の各候補者に採り入れられたらしいという話を書きました。
しかしメディアで選挙取材をしていたことのある立場から気になることがあります。
今回のように勝敗の読めない激戦の場合、各陣営が大事にするのは
「自分の所だけ」に票をくれる集団です。
激戦であればあるほど、選挙後には論功行賞が必要になって
全方位外交をしていた集団には余り配慮されないのが通例です。

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2009年03月16日

知事選候補者たちは知っているらしい

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月16日 16:02

2日連続で書いた千葉県の医療崩壊の問題。
さらに情報提供がありまして、実は選挙前にこんなことがあったんだそうです。

竜氏が立候補に前向き 「思い託せれば不出馬」県がんセンター長

千葉日報 2009年02月24日11時36分

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もうADR法施行から2年。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月16日 13:12

ここ数日、くい止める会から離れたエントリーが続きましたが、今日はちょっと軌道修正。この4月で「裁判外紛争解決手続きの利用の促進に関する法律」(ADR法)の施行から3年目を迎えるにあたって、今日と明日に分けて、くい止める会が注目している医療ADR、なかでも「対話自律型ADR」についてあらためて考えてみたいと思います。

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2009年03月15日

筋腫治療7:退院準備

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月15日 17:25

お腹の傷(抜糸前)を、携帯で写真に撮って、
さらに定規で縦切り何センチか計ってみようと

初めて自分でドキドキ腹帯をほどいたら、

あらら、、、がっかり、

貼ってあるテープは透明ではなく白色で、傷跡は見えませんでした。

気を取り直し、手術前日以来、5日ぶりにシャワーを浴びました。
大丈夫だといわれましたが、テープには極力お湯がかからないよう気をつけました。
念入りにシャンプーして、すっきり爽やか気分に。
ちなみにスリッパが濡れるので、入院時にはビーチサンダルを持参するのですが、結構役立ちます。

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千葉県の皆さんへ、大変です!!!

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月15日 17:04










昨日のエントリーを読んで情報提供してくださった方がいました。
上のグラフは日本政策投資銀行の月次レポート09年1月号から拝借したものです。


お分かりになるでしょうか。現在でも千葉県の対患者あたり医師数は多くありません。が、このまま2025年を迎えると、トンデモない少なさになるということが分かります。(高齢化が進むので。同様のことは茨城・埼玉にも起こり、以下は概ね両県にも当てはまります)

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コップの外でザワつこう。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月15日 12:23

先日、「おしゃべりのチカラ」について、取り上げました。それに対していただいたコメントの中に、昨日のエントリーの中で浮かんできた思いへのの答えになりそうなアイディアがありました。

私が昨日考えていたことは、医療(界)の現状に関心を持っている一般の人が「コップの外にいて、内側を眺めている状況がもったいないなあ」ということです。

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2009年03月14日

千葉県東部壊滅まで秒読み

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月14日 23:16

過去に何度か書きましたように私は千葉県出身です。
今日こんな話を聞きました。
千葉県出身者として愕然としますし
と同時に千葉県の方々は状況を知っているのだろうかと心配になりました。

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どこで、何を見ているのか

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月14日 10:28

川口さんのエントリー「コップの内、外」での指摘を受けて、あらためて自分の立ち位置を振り返った堀米です。我ながら、ときどきわからなくなりそうになるときがあります。

私は、「周産期医療の崩壊をくい止める会」の事務局がおかれている研究室に所属しています。しかし医療者ではありません。自分はウチとソト、どっちにいるんだろう・・・今回もちょっと考えてしまいました。私の出した答えは・・・。


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2009年03月13日

筋腫治療6:手術報告

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月13日 16:12

無事に手術を終え、術後3日目です。

思いのほか、癒着が酷く、筋腫は骨盤下位に浸襲していて、予定の2倍、3時間を越える手術になりました。
出血量1300ccで、「PET検査を受けた頃からの内膜症もあったのでしょう、1~2年であんな状態になるもんじゃない」と後で言われました。
左の卵巣は子宮にくっついてしまった状態で、いっしょに摘出してもらいました。(できれば両方残して欲しいと希望しましたが、問題があったときはお任せすると伝えていました。)

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コップの内、外

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月13日 11:49

本日、堀米さんのエントリーを読んで
今までモヤモヤしていたものが一つ晴れました。


なぜ医療界から出てくる「崩壊」の訴えが、社会に曲がって伝わるのか
どうやったらきちんと伝わるのかずっと悩んでいて
色々と表現してみても何かシックリこない状態でしたが
非常にシンプルに表現できることに気づかされました。

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『経済学は誰のためにあるのか』

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月13日 07:45

昨日、医療崩壊を阻止しようと精力的に活動されている舛添厚労大臣の“孤軍奮闘”ぶりを書かせていただきました。そこで、厚労官僚が自らの利権のために医師教育への「規制」にまで手を伸ばしている、という話に触れました。

それを書きながら思い出していたのは、私が大学2年生の頃(もう10年以上も前なんですね!)に読んだ、内橋克人氏の『経済学は誰のためにあるのか』という本です。今も昔も、政治経済にはめっぽう弱い私。それが、たまたま人に薦められて読んだのでした。

当時、目から鱗が落ちたのを覚えています。よくよく考えると、いろいろな点で、私のその後のものの見方にも大きな影響を与えた一冊でした。そして今、私は愕然としているのです・・・。

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2009年03月12日

なぜ舛添さんは“孤軍奮闘”しているの?

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月12日 10:54

2006年3月17日、周産期医療の崩壊をくい止める会は、福島県立大野病院事件に際し逮捕された産科医の無罪を求め、陳情書と6500筆を超える署名を厚生労働大臣に提出しました。時の厚労相は川崎二郎氏。そしてその翌年からは、皆さんよくご存知の舛添要一氏が厚労大臣を務めています。

舛添大臣は、昨年にも自らの発案で「周産期医療と救急医療の確保と連携に関する懇談会」を発足させるなど、周産期をはじめとする医療の崩壊を阻止すべく、精力的に活動されています。一方で、厚労省内での孤軍奮闘ぶりもしばしば報道されています。なぜなのでしょうか?

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2009年03月11日

本音と建前

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月11日 11:16

本日、中村利仁先生がエントリーなさっている読売新聞記事の件
「誤報」ではないと思います。
でも、「誤報」であることにしないと、警察が脱法行為をしていることになります。


あれ、最近どこかで同じ構図を見たような???

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おしゃべりのチカラ。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月11日 11:14

一昨日、京都府医師会主催の「今の医療、こんなんで委員会」(3月28日開催)について書かせていただきました。 それに対し、シンポジストの山根さんからコメントをいただいたのですが、その中とそれに対する私の返信の中で、“おしゃべり”について触れました。

今日はそれについて、ちょっとだけ話を広げたいと思います。

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読売新聞 小林泰明記者

投稿者: 中村利仁 | 投稿日時: 2009年03月11日 08:57

 これほど明らかな誤報を打った以上、ジャーナリストの社会的責任として釈明すべきでしょう。できないというのであれば、辞職し、ジャーナリストの世界からも足を洗うべきです。

ロス手術高3死亡 心臓外科医を書類送検
(小林泰明)
(2009年3月10日 読売新聞)

(キャッシュ)


「ただ、警察はすべての医療事故を書類送検するわけではない。重大な事故でも、反省し、再発防止策が取られていれば、書類送検されないケースもあるという。」

【参考】
新小児科医のつぶやき
2009-03-11 送検を考えてみる

2009年03月10日

大学病院の医師の時給って・・・

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月10日 08:00

昨日、「広島市立4病院:人手不足深刻 1カ月無休の医師6.8% 1日含め14%」という毎日新聞の報道がありました。

広島市の市立4病院で、1カ月に休日が取れない医師が25人(全体の6.8%)、休みが月に1日だった医師は27人で、合わせて14.1%にも上ったというのです。また、過去10ヶ月のうち、月100時間以上の時間外勤務を行った医師も計16人いたといいます。

まさに昨今の医療崩壊の大きな要素となっている「医師不足」を象徴する状況です。これに加え、私は最近、ショックなデータと出会いました。大学病院に勤める医師の時給に関する資料です。「長時間のうえにコレでは・・・」と、勤務医が置かれている過酷な状況と、それが生み出す悪循環をリアルに感じてしまいました。

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2009年03月09日

産科医療補償制度 

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月09日 15:56

ロハス・メディカル2月号(1月20日配置)の鈴木寛参議院議員(通称すずかん先生)のコラムをご覧になったでしょうか?

今年1月に運用が始まった「産科医療補償制度」について、さまざまな問題点が挙げられていました。くい止める会の「妊産婦死亡した方のご家族を支える募金活動」には、その穴のひとつを埋める意味合いもあります。

今日は改めて、この制度の問題点を振り返ってみます。

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2009年03月08日

医療再生 やっぱり母は強し!

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月08日 13:34

来る3月28日、京都で、

「今の医療、こんなんで委員会」シンポジウム

というものが開かれるそうです(詳細は一番下にも引用してあります)。
テーマは「妊婦のエチケット 医者のマナー」ということで、今回はとくに産科を取り上げ、医療現場での妊婦と医師の信頼関係の構築、そのためのコミュニケーションについて議論を深めるとのことです。

その中のシンポジストの一覧を見ると、「医療サポーター養成所」代表の山根さんという方がいらっしゃいます。ちょっと気になっていたところ、くい止める会の事務局の先生から、親交があるとの話を聞きました。

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2009年03月07日

募金活動が目指しているところ

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月07日 09:25

くい止める会が行っている妊産婦死亡された方のご家族を支える募金活動は、出産に際してお母様を亡くされたお子さんとそのお父様(女性の夫)を対象としています。当初の段階から、賛同の声が多く寄せられた一方で、「なぜくい止める会がやるのか? 国がやるべきことではないのか?」という疑問も一部であがっていました。それについて、実は私も不思議に思って、事務局の先生方に聞いたことがあるのです。

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2009年03月06日

筋腫治療5:手術前検査と入院準備

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月06日 12:40

先週行った手術前検査は、
心電図、肺機能、X線(胸部と腹部)、採尿・採血でした。
プラス自費でHIV検査。
その後看護師から入院前のカウンセリングを受けました。
(HIV検査は1365円、保険診療分は5480円でした)

術前検査結果が問題なかったので、いよいよ手術・入院準備です。

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「とりあえず謝」らなかった佐藤教授。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月06日 09:07

すこし前に、2回にわたって、医師の謝罪会見についての私見を書かせていただきました。たまたまテレビを見ていてふと違和感を覚えたことがきっかけだったのですが、そのコメントの中で、「とりあえず謝ってしまえ!」という風潮(?)について触れました。
それについて、あとから思い出したのは、くい止める会の代表を務めておられる佐藤章教授(福島県立医科大学産婦人科)でした。佐藤先生は県立大野病院事件に関して終始、毅然とした態度で望まれ、けっして「とりあえず謝る」ことはありませんでした

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2009年03月05日

妊娠の心得

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月05日 08:38

ロハス・メディカル1月号の「お産危機3・妊娠の心得」はお読みになりましたか?

原案は、岡山県で産婦人科医をなさっている宋美玄先生がご自身のブログ上で公開された『妊娠の心得11ヵ条』です。この心得に共感したくい止める会の先生方が、より多くの人に知ってもらいたいと、すこしだけアレンジしてロハス・メディカルに寄稿したものでした。

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2009年03月04日

インターネットのちから。

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月04日 05:24

くい止める会では、福島県立大野病院に際する署名活動や、「妊産婦死亡した方のご家族を支える募金活動」(現在進行中!)などをこれまで展開してきました。それらは実際に国民の皆さんにも手足を動かしていただくことで完結するタイプのものですが、それ以外にもさまざまな活動を地道に続けてきています。

そうした活動のほとんどは、ホームページやEメールから、つまりインターネットを介して発信されてきました。ひとつひとつは地道ながら、継続することでじわじわと効果を発揮してきたことも多くあります。

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2009年03月03日

大野病院事件: 福島県警の表彰 その後

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月03日 10:17

福島県立大野病院の産科医逮捕・起訴に対し、くい止める会が署名活動を行い、無罪を求める陳情書を厚労相に提出したのが、2006年3月17日のこと。ところがそれから1カ月もたたない4月14日、産婦人科医師を逮捕した富岡署を福島県警本部が表彰、県警本部長賞を授与したとの報道がありました(4月16日付朝日新聞福島版ほか)。

今日はそのことについて振り返ってみたいと思います。

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2009年03月02日

ベーゼンドルファーリレーコンサート

投稿者: 真木魔愛 | 投稿日時: 2009年03月02日 21:45

昨日、坂東市民音楽ホール(ベルフォーレ)で、ベーゼンドルファーリレーコンサートが開催されました。

このコンサートにトントンは、
ショパンの『幻想即興曲』で参加させてもらいました。

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覚えてますか? 「医師のモラル」発言

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月02日 14:32

皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか?

昨今、相次いでいる重症妊産婦の受け入れ不能に対し、昨年11月、二階俊博産業経済大臣が「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医者のモラルの問題だと思う。忙しいだの人が足りないだのは言い訳にすぎない」と発言しました。

これに対し、「くい止める会」では直ちに抗議文を送っています。周産期のみならず、さまざまなところからほころびが広がり始めている医療制度全体の崩壊をなんとしてもめるためには、何より国民の正しい理解を得ることが大切です。そのためにいろいろな活動を行っている「くい止める会」としては、一国の大臣が発したものとして、上記発言はどうしても聞き捨てならなかったのです。

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1クリック足りなかった

投稿者: 川口恭 | 投稿日時: 2009年03月02日 11:16

皆様にご協力いただいております妊産婦死亡に対する1クリック募金。
クリック募金事務局(第三者機関です)から
今月末現在の金額でいったん「周産期医療の崩壊をくい止める会」宛に入金するとの連絡がありました。
その金額、(おそらく)24万9990円。

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2009年03月01日

続・医師謝罪会見 倫理規定は誰のため?

投稿者: | 投稿日時: 2009年03月01日 07:51

先日、香川で起きた受精卵取り違え騒動に関し、「担当医の謝罪会見は本当に必要だったのか?」という疑問を、このブログに率直に書きました。べつにこの騒動にものすごくこだわっているわけでは全くないのですが、たまたま一昨日もその続報が入ってきたのでざっと目を通したところ、また「うーん」と思う破目に・・・・・・。

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