ロハス・メディカルvol.138(2017年3月号)

ロハス・メディカル2017年3月号です。リン酸探検隊は本丸の練り物に、体幹トレーニング、長生きを喜ぶ日本へ戻ろう、女性に増える糖尿病、摂るべし新鮮な魚油、主治医との話し方、抗生物質って何?、梅村聡と小松秀樹、都会の公園にも森林浴効果、点眼は間隔と順番が大事など。


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痩せるといったことだけでなく、様々な生命活動に違いの出てくる可能性があります」と、東京医科歯科大学先進倫理医科学開発学分野の吉田雅幸教授は話します。この観点から今回は、アブラの中でも特に不飽和脂肪酸に注目します。 脂肪酸には、鎖状に炭素のつながった部分があり、その取する油脂の種類や状態によって、ただ太る「摂3大栄養素のうち、悪者にされがちな脂質。でも種類や鮮度に気を遣えるなら、摂った方が良いものなのです。摂るべし新鮮な魚油血管を守る鎖の長さや炭素の結合の仕方によって、体への影響は千差万別になります(2014年11月号、WEBで電子書籍を読めます)。 「飽和脂肪酸」「不飽和脂肪酸」という呼び方も、炭素の結合の仕方による分類です。非常にざっくり言えば、飽和脂肪酸は常温では固体で、肉や乳製品など獣の「脂」に多く含まれます。不飽和脂肪酸は常温でも液体で、魚や植物11


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