ロハス・メディカルvol.138(2017年3月号)

ロハス・メディカル2017年3月号です。リン酸探検隊は本丸の練り物に、体幹トレーニング、長生きを喜ぶ日本へ戻ろう、女性に増える糖尿病、摂るべし新鮮な魚油、主治医との話し方、抗生物質って何?、梅村聡と小松秀樹、都会の公園にも森林浴効果、点眼は間隔と順番が大事など。


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LOHASMEDICALVIEWを食いながら言っている言葉と、実際に壇上に立った時の言葉が全然違う方おられますよ。なんでかな、と思ってましたけど、あれは役所が怖いんですね。小松個別指導※で自殺した人、いっぱいいますよね。梅村そうそう。僕も一昨年から新しい診療所をやってて、昨年の5月に、半年目の全員受ける個別指導があったんです。それで院長が行くって言うから、じゃあ僕も理事長だからということで付いて行って。僕も院長の後ろで座ってたんです。内容的にははっきり言って、あんまり意味のない指導だと感じましたが、でもあの環境でネチネチやられたら精神的にはかなり参ってしまうかもしれませんね。。小松後ろ盾のない人は無茶苦茶やられるんです。梅村そうらしいです。帰ってきて色々な先生に、個別指導って色々なことがあるんだと思うけれど、あれがなぜ怖梅村小松先生世代とかお立場の方が、MRICとかネットに記事をしょっちゅう、熱心に書いてるというのは先生以外であまり見たことないですね。小松皆、怖がってますよ。梅村怖いんですか。小松私の今の状況を見たら、おとなしくしておこうと思いますよ。梅村僕も立場上、色々な医療関係者とお付き合いがあるんですけど、僕の目の前で飯いんですか、と言ったら、それは違うんだ、と。あれにどんだけ皆ビビってるか、と言うんです。だからこの国は、南町奉行所と余り変わらないんやな、と。小松(医系技官は)法律を知らないから、無茶苦茶を言って追い詰める。だけどそれに逆らえないようになってるんです。ずるくて、自分の責任にならないように、診療報酬の自主返還を求めます。いくらとは言わない。追い詰められた側はどうしたらいいのか分からない。文句を言われたままに返還すると即倒産です。日本医師会だって、抑えつけられています。事務局長は元医系技官で、意思決定に関わる理事です。病院の団体なんかにも全部天下りしています。医師の側が全然自立できていない。そもそも、医師会っていうのは何のためにあるかっていうと自律のための団体ですよね。世界医師会が小松秀樹元亀田総合病院副院長(下)患者の自律をサポートするには何が必要なのか、元参院議員・元厚生労働大臣政務官の梅村聡医師が、気になる人々を訪ねます。(左)小松秀樹・元亀田総合病院副院長。1974年東京大学医学部卒業。山梨医科大学泌尿器科助教授、虎の門病院泌尿器科部長を経て2010年に亀田総合病院へ。(右)梅村聡 2001年大阪大学医学部卒業の内科医。医療法人適塾会理事長。


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