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いのちの授業〜がんを通して:2017年1月 5日の記事一覧

皆様 新年、明けましておめでとうございます。

年末は何かとバタバタとしておりご報告が遅れてしまいましたが、先月21日に実施した関係者による検討会の結果をお知らせいたします。

結論から申しますと、来年度も「いのちの授業」を継続していくこととなりました。

患者側講師をお務めいただいていた吉野ゆりえさんが昨年7月にお亡くなりになり、2学期実施3校においては、それまでの吉野さんのお話の中から、特に生徒さんたちに聴いて考えてもらいたいことを映像編集して授業を展開したことは既にご紹介した通りですが、いつまでもその形式を踏襲することは無理があることから、今後どのような組み立てをするのかについて意見交換をしました。

そもそものコンセプトが、医療従事者側講師と患者側講師のお二人にお話しいただくことで、「生きた情報を提供し、本物の声を聴いてもらい、偏りのない知識や考え方を身に着けてもらいたい」ということですので、患者側講師を新たに探していく必要があるということで方向性が定まりました。

授業を通して伝えたいメッセージは、『「生命」の尊さについて考えてほしい』ということと、『「生き方」のヒントを見つけてほしい』ということですので、患者側講師の役割は非常に大きなものと言えますが、吉野さんのように、前向きな気持ちを保ちつつ様々な活動に従事され、それを自分の言葉できちんと伝えることのできる方はそう容易くは出てこないであろう、という点でも関係者の思いは同じであり、患者側講師候補を複数名挙げていくことになりました。

「いのちの授業~がんを通して」というタイトルで実施している事業ですので、「がん」の患者さんの中から講師をお願いできそうな方を探していくことになったのですが、患者団体の代弁者のようなお話をされても生徒さんたちにはピンとこないでしょうし、授業の目的も狂う可能性が大きいことから、あくまでも個人として患者の立場でお話をしてくださる方、という条件を付すことになりました。

そんな方が見つかるのか? という疑問もおありかと思いますが、やってみもせず最初からあきらめるのでは、私たちが吉野さんと一緒に活動してきたことの意義がなくなってしまうことになります。

私たちが(少なくとも私個人が)吉野さんとの活動から勉強させていただいたのは、「やれることはやってみる」ということです。

個人的には、そのような患者さんを存じ上げてはいませんが、協賛企業である大塚製薬の関係者がイベント等で接触した方、医療従事者側講師である久住英二氏がご存じの方を中心に、候補者選びをしていくこととなりました。

一つ問題なのは、学校行事に組み込んでいただくためには、概ね2月中には実施校を確定させる必要があるということです。

つまり、その段階ではまだ患者側講師は確定していない可能性が高いこと、仮に確定に近づいているとしてもその方々が4月から始まる授業までに具体的なお話を準備できるかということ、など不確定要素を抱えたまま学校行事に組み込んでいただく必要があるということになります。

今年度2学期実施3校での授業を通し、映像に字幕を入れることで吉野さんのメッセージがかなりしっかりと伝わることが実証されましたので、患者側講師の準備が整うまではその形式での授業実施になること、準備が整えばその段階で患者側講師による生の声での授業が実施できることをご理解いただきつつ、希望校を募っていくこととなりました。

新たに患者側講師となっていただく方々が来年度当初には準備が整わない場合、その方々には実際の授業を見学していただき、ご自分のお話を組み立てる参考にしていただく予定でもおります。

平成27年4月に東京都教育庁から区市町村教育委員会に通知のあった「学校におけるがん教育の在り方について」(別添:学校におけるがん教育の在り方について 報告 平成27年3月 「がん教育」の在り方に関する検討会)<以下URL>に記載されている内容と私たちが実施してきた授業とは合致する部分も多く、「がん教育」としての一面も持ち合わせておりますが、生徒さんたちが『「生命」の尊さについて考え、「生き方」について考えるヒントを見つけていくこと』があくまでも私たちの授業目的であることをご理解いただきたいと思っております。

http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2016/04/22/1369993_1_1.pdf#search=%27%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%81%8C%E3%82%93%E6%95%99%E8%82%B2%E3%81%AE%E5%9C%A8%E3%82%8A%E6%96%B9%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%27

当記事をお読みになり、ご興味ご関心がおありの向きは、まずお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

お問い合わせは、以下のメールアドレスあてにお願いいたします。

satoshi.kawaguchi@lohasmedical.jp
株式会社ロハス・メディカル・ジャパン
代表取締役 川口 利(さとし)
「いのちの授業~がんを通して」事務局

  • 「認知症 それがどうした!」電子書籍で一部無料公開中
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