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いのちの授業〜がんを通して:2017年6月20日の記事一覧

皆様、こんにちは。

梅雨入りしたはずの関東地方ですが、雨の日が少なく(雨嫌いの私には嬉しい限りですが)蒸し暑い日が続いております。

さて、6月10日(土)に初の島しょ部の学校、新島村立新島中学校での授業を実施いたしました。

実は、この日の朝、ちょっとしたハプニングがあり、かなり慌てました。と言うのも、待ち合わせ場所は京王線調布駅だったのですが、何と人身事故の影響で京王線の発着駅新宿と調布駅のど真ん中で運転見合わせという事態が発生してしまったのです。

私は、万が一に備え調布駅から2駅先にビジネスホテルを予約し前泊しておりましたが、朝食に向かう前にテレビのニュースを見ていたら、その情報が飛び込んできたという次第です。

講師の久住医師からはすぐにメールが入り、「京王線が不通らしいので、車で直接調布飛行場に向かいます」との連絡が来ました。

その日の参加メンバーは、久住医師の他、大塚製薬側からお2人がオブザーバーとして加わっておられましたので、その方々の状況がどうなっているのかが分からず少々不安な気持ちに陥りました。間もなくお1人の方から連絡が入り、その方ともう1人の方の現在位置と、調布駅到着見込み時刻は把握できたのですが、搭乗手続きの時刻に間に合うかどうかが微妙でした。

私が宿泊していたホテルの最寄駅から調布駅の間では電車は動いていたのですが、おそらく遅延等が発生しているだろうと予測し、タクシーで集合時刻の15分前には調布駅に到着、駅前の交番に駆け込み、飛行場の航空カウンターの電話番号を教えていただき、直ぐに電話。「京王線が止まってしまったため、搭乗手続きの時間から少し遅れての到着になる見込みですが、必ず搭乗します」という連絡を入れました。

私たちの登場予定便は8:30発で9:10着、次の便は10:20発で11:20着、授業が終了する時刻になります。

これまでにも、「電車に1本遅れてしまったので先に行ってください。後からタクシーで行きます」というようなことはありましたが、今回ばかりはそうはいきません。何としても予定の便に乗らなくてはならないのです。

久住医師からはその後連絡が入りませんでしたので、連絡が来ないということは無事に飛行場に到着したということだろう、と考えていましたが、大塚製薬関係者の方々が間に合うかどうかです。お1人は待ち合わせ時刻から5分遅れで調布駅に到着され、予めタクシーの列に並んでいた私と合流しました。

もうお1人は、さらに5分程度遅れるのでとにかく飛行場に向かってほしい、間に合うかは微妙だが懸命に追いかける、とのことでした。

3人が搭乗手続きを済ませ、保安検査場も通過したところで、最後のお1人が到着され、奇跡的に4人全員で新島に向かうことができたのでした。

新島空港には副校長先生から車でのお出迎えをいただき、学校に到着。前回うかがうのを忘れましたので、会場となるモヤイラウンジという名称の意味合いを尋ねてみました。

次のようなお答えが返ってきました。

「島の様々な所にコーガ石で作られたモヤイ像があり、1つはイースター島のモアイをモデルにしているのと、もう1つは力を合わせる・助け合うという意味合いを掛けている」

ちなみに、コーガ石というのは、新島とイタリアのリパリ島でしか採取できないそうで、「もやう」というのは新島方言で「力を合わせる、助け合う」という意味になるようです。

私たちが学校に到着した時には1校時目は既に始まっていましたが、小学校との間で行われる地区音楽会のリハーサルのため校内は空っぽ。体育館の方から歌声が響いてきました。

到着したのが、9:20頃、授業開始予定は9:45ですので、のんびりと構えているわけにはいきません。大急ぎで機材セッティングの確認を済ませた頃にドンピシャのタイミングで生徒さんたちがリハーサルから戻ってきました。

いったん控室である校長室に引き揚げ待機すること5分ほど、「準備ができました」との知らせが届き、あっと言う間に本番開始となったのです。学校に到着してから授業開始までの間隔はこれまでで最短でしたが、生徒さんの数が全校で65名という小規模校であったため、何とか間に合ったという感じです。

これまでと同じように、授業には、生徒さんの他に先生方、保護者や近隣関係者の方も参加されましたが、全員の顔が見える状況で授業を実施できたのは初でした。

モヤイラウンジは教室2つ分程度の広さでしたので、全員がギュッと寄って1つのことに取り組んでいるという感じがよく表れていたと思います。正に、「もやう」ためのラウンジでした。

そのためもあってか、久住医師のお話もいつもより熱を帯び、少々時間オーバー気味にはなりましたが、皆さんよくお話を聴いてくださっていました。

吉野さんの映像を使用する部分でも、私が生徒さんたちに語り掛ける口調が、より気持ちのこもったものになったような気がします。

質問コーナーでは、うまい具合に各学年から1人ずつが発言をしてくれました。下見した段階では、もう少したくさん質問が出るかな? という感じがしていたのですが、久住医師がとても丁寧に答えてくださったこともあり、3人で時間が来てしまったという状況になりました。

今回は、「道徳授業地区公開講座」という位置づけでの授業でしたので、終了後に先生方との意見交換会も実施されましたが、時間的には極めて短く、久住医師と私が授業実施上のポイント等をお話しさせていただき、3人の先生からのご質問を受けて終了となりました。

昼食後、帰りの便までの時間を利用して、校長先生・副校長先生が島内を案内してくださいました。

先ほどのコーガ石の原石がよく見える場所や、コーガ石を原料として作るガラス工房兼展示室のような新島ガラスアートセンターなどを訪れることができました。何とも不思議な緑がかった色のガラスになります。

久住医師曰く、「観光案内付きの授業は初めてですね。また、島の学校に来ましょう」

本当は1泊してゆっくりと島内を巡りたかったものの、それぞれに後の予定もありましたので、滞在時間5時間程度での日帰りとなりましたが、これまでの授業とは違う、小規模校の良さと都会の喧騒を離れた中に少しだけ身を置くことができたリフレッシュ感を味合うことができました。

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昨年7月に吉野ゆりえさんがお亡くなりになってから間もなく1年を迎えますが、大変残念ながら、吉野さんの登板は今回で最後となりました。

2学期からは、阿南里恵さんを新たな講師として迎え、「いのちの授業~がんを通して」第2期に入っていくことになります。

実は、協賛企業の大塚製薬側にも少々人事の動きがありましたので、今月の23日(金)には、新旧関係者が一堂に会し、1学期の総括と2学期の方針確認作業を行う予定でおります。

次回開催は、9月30日(土)の午後、目黒区立第九中学校での実施になります。


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