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ニュース〜医療の今がわかる

医道審議会医師臨床研修部会


小川
「非常に小さな病院まで単独型に含めてしまったのが間違い。やっていることが違うんだから大学病院対市中病院という構図で考えないのが前提だ。とりまとめの目玉の一つが「病院群」なんだから、これをそのように誘導するには、単独型は極力認めずに管理型をメインにして群でプログラムを作らせればよい。そして管理型は高いレベルを保たないとダメということで」

富永
「市中病院でも構わない。アンケートでも300床前後の病院の方が大学より人気が高かったし到達度でも大学に劣っていなかった。大学中心に群を組まなければということではない」

斎藤
「大事なのは研修医あたりの指導医の数や症例の数」

西澤
「規模ではなくソフトの問題。プライマリケアをきちんとするという目的からすると、むしろ市中病院の方がふさわしい。研修医1人あたりの数も群ならクリアできる」

小川
「都会は別にして地方では大学病院を中心に群をつくらざるを得ない。医療法上、研修指定病院の指定を受けなくても研修をしないといけないのが大学病院だ。研修制度だけ取り上げて議論したがる人が大いが、しかし2年間で医師が完成されるものではない。今日習ったことが5年後10年後には間違っていると言われるかもしれない、そういう医療の世界では一生勉強し続けないといけないのであって、生涯学習として一貫性を持って議論される必要がある。幻想の中で議論されているような気がする」

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