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ニュース〜医療の今がわかる

皮膚科・眼科は診療報酬カット? 事業仕分け1日目(1)


 仕分け人
「問題は、収入というのは年齢や経験によっても違うんじゃないかと思うのだが、そういうものも入った統計はあるか」

 厚生労働省
「診療科ごとに分析したものはないが、ここでの診療所開業医の平均年齢は59.4歳、勤務医の平均は43.4歳なので、そういったものはあると思う」

 仕分け人
「その年齢経験の差を加味すると、勤務医と開業医の収入差はどうなるか」

 厚生労働省
「開業医の収支差には将来の設備投資のための積み立てとか退職金の引当相当額も入っている。勤務医の場合は、そういったものは含まれていないので単純に収支差とは比較できない」

 仕分け人
「そういうものを織り込んだ医療経済実態調査はしていないのか。産科小児科が忙しくて大変というのは皆さんコンセンサスになるようだが、開業医が楽をしているのかについて開業医に聞いてみれば、むしろ勤務医の方が楽なんだという。客観的データを取らないと議論にならない。そういうデータは取らないのか」

 厚生労働省
「ご指摘の点は中医協でも議論になって、私どものデータではないが、それを見ると手取り年収では、これほどの差はない」

 仕分け人
「データはある?」

 厚生労働省
「中医協に出されたものはある」

 財務省、先ほどの足立政務官の質問にようやく答える。
「全体のシェアがほとんど変わってない中で産科医のシェアだけが目に見えて減っている。これは10年間で1割減ったということと整合的ではないか。眼科の人の伸びは、シェアの0.1に表れているかどうかという所」

 中里実・仕分け人
「報酬の大部分が公費から出ていて、特定の診療科だけ増えたり、開業医と勤務医の不公平が起きているというのはプライシングの失敗と思わざるを得ない」

 厚生労働省(医療課長)
「失敗かどうか。医療経済実態調査は昭和42年から行っている。クリニックの診療科ごとの配分は検討課題としても、病院の中の科は診療報酬では難しい」

 梶川融・仕分け人
「基本的なポリシーはどうなっているのか。どういう風に配分するポリシーでやっているのか。不均衡を是正するためには、どの程度の見直し幅があればできるのか」

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