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スーパー総合受け入れ実績、開始後約1年で25件-東京都

 
 妊婦の週数は、出産後の「産褥」が17件で最も多く、妊娠の満期とされる37週以上が9件と、合計すると全搬送の過半数を占めた。

 都は母親の年齢と重症度の関係について、「30歳代や40歳代といった年齢が高い方が重篤・重症の例が多い。母の年齢層別の割合から見ると、30歳代後半のスーパー母体搬送が出生1000人当たり0.63人と最も多く、29歳代後半は0.23人と少ない(昨年3月25日から今年2月28日まで)」と分析している。

 搬送を依頼されたルートを見ると、自宅などから119番への「一般通報」は18件で、産科クリニックなどから病院への転院搬送依頼は33件。都は「一般通報のほとんどが直近の病院に搬送されており、転院搬送も3分の2以上が直近の病院(スーパー総合の当番病院含む)に搬送されている」としている。


 救急隊が病院を選ぶのにかかった時間は「1-5分」31%、「なし(すでに決まっていた)」26%、「6-10分」22%、「11-15分」13%などの順。通報があってから入院までにかかった時間は「41-50分」31%、「30分以内」26%、「31-40分」24%、「51-60分」15%などと続いた。


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