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ニュース〜医療の今がわかる


中面
「朝日新聞は私たちの研究を混合診療だと書いた。しかし混合診療だからやめろと言われたら、臨床研究は全部ストップしてしまう。問い合わせは非常に多いが、ほとんどの方は臨床試験に入れない。医師、サポートする人、お金、研究者、施設、何もかも足りない。国策として我々を支援してほしい」

山上
「治験は企業が薬にする時に主導して行うもの。がんワクチンの医師主導治験は、これまで、すい臓がんで1件だけ、食道と肝臓も1件ずつ加わったところ。治験に行くまでは研究者が研究費を取って手弁当でやる。その段階はリスクが高すぎて企業はコストを負担しない。一方で探索的なものへの税金の投入は非常に少ない。政策コンテストでも、ペプチドワクチンは企業がやればよいということでC判定だったようなことを聴いている。私はこれに個人的には非常に期待しているし、がんの方も期待している。できるだけたくさんの探索的研究をできるよう研究費を投入してほしいし、いいものを早く治験につなぐようにしてほしい」

会場
「がんの患者会の者だ。朝日新聞の記事には大変に驚いた。一連の流れを見ると、患者会と学会との間に何もないところをマスコミに利用されたのだと思う。患者会も色々なものがあるというのは理解しているが、幅広く浅く連携するような形で、患者会をもっと利用していただきたい」

今井
「雨降って地固まるとでもいうべきか、学会も発信力の強化が必要だと考えているし、もっとこういう場を設けるようにしたい」

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