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DPC病院を「A」「B」「C」......に格付けか

■ 「病院を類型化して基礎係数を設定する」 ─ 厚労省
 

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 ただ今から、平成22年度第10回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会を開催させていただきます。(中略)資料についてはよろしいでしょうか。

 それではまず、「平成22年12月16日DPC評価分科会 検討概要(検討事項と主な意見等)」について議題といたします。事務局(保険局医療課)より説明をお願いします。

 ▼ 資料はこちら

[保険局医療課・丸山慧主査]
 お手元に(資料)「D─1」をご用意ください。こちらは、前回12月16日の分科会の検討内容をまとめさせていただいたものです。こちらを踏まえて、(資料)「D─2」にまいりたいと思いますので、少し丁寧に確認させていただきます。(中略)

 ▼ 資料に沿って説明。

 (前回は)「施設特性の反映」という観点でご議論いただきましたが、多様な病院がDPC/PDPSに混在する中で、例えば100床規模の病院と特定機能病院を同じ土俵で評価することは困難であって、全体を一本に(して調整係数を置き換え)するのではなく、病院を類型化した上で、例えば、「病床規模別」など病院の機能や特性を反映させた「基礎係数」を設定することによって、今後、機能評価係数へ置き換えていくべきではないか、こういったご指摘を頂いたと取りまとめさせていただいております。事務局からは以上です。

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 ありがとうございました。これは前回のご議論をまとめていただいたものですが、何かご質問、ご意見はございますか。(中略)

 ▼ 資料の文言について複数の委員から質問が出たが、医療課・迫井正深企画官は「前回の議事録を忠実にまとめたので、『こういう議論があったか』という尺度で見ていただきたい」とかわした。

[西岡清分科会長(横浜市立みなと赤十字病院長)]
 (笑いながら)なかなか難しいんですが......。前回の議論で出てきておりましたのは......、こういう言葉で議論がなされたと記憶しております。それをそのまま、まとめていただいたのがこれで......。

 ▼ 「重症患者」という文言の意味について池上直己委員(慶大教授)から質問があった。問題になった記述は次の通り。
 「医療機関毎の医療資源投入量のバラつきについては、重症患者の多寡や地域特性等の事情が反映される部分もあることから、何らかの措置が必要であるという点について、概ね意見の一致を見た」

 たぶん、池上委員がおっしゃるように、これに肉付けが必要になってくるんだろうと思っています。その部分に関しては企画官からお話がありましたように、次の後段の所で......。

 (次の議題で)ご議論を頂戴できればと思いますので、よろしくお願いいたします。他にご意見ございますか?

 じゃ......、ということで、これは前回の「議事概要」でございますので、各委員のご発言を取りまとめていただいたものということで、これをお認めいただくことにさせていただきます。ありがとうございました。

 ▼ 審議会で見かけるおなじみのシーン。単なる「議事概要」ではないのだが......。


【目次】
 P2 → 「病院を類型化して基礎係数を設定する」 ─ 厚労省
 P3 → 「今回で基本的な部分の区切りを付けたい」 ─ 厚労省
 P4 → 「いくつかの医療機関群に分類したらどうか」 ─ 厚労省

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