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ニュース〜医療の今がわかる

医師不足対策に「医学部新設」も ─ 文科省素案

■ 「高齢医師に実戦力として期待できるか」 ─ 平井委員
 

[平井伸治委員(鳥取県知事)]
 地域でいろんなお医者さんがいます。口幅ったいことも若干申し上げればですね、鳥取の場合、まあ、よその県もそうでありますけれども、結構、医師の高齢化が進んでおります。

 それで実際にはですね、カウントとしては医師としてカウントされていますけれども、じゃあどれだけ地域で実戦力として期待できるかということとの乖離がそれぞれの地域にあります。

 また、高齢化が進んでおりますので、確かに鳥取県西部全体をとらえて見れば医師の数がそれなりにいるということになっても、山の中から足もないのに、自動車も運転できないような高齢者はどうやったらいいのか。そういうようなことで非常に難しい課題がありまして、単純に数字だけでは割り切れないものがあると思います。

 特に、診療科目などによって我々の近県の......、島根県ですと離島もあるわけでございますが、じゃ、離島にいる方々がですね、救急関係とかで果たして充足しているかというとなかなか難しいという状況がございます。(中略)

 実情を申しますと、町長の仕事の半分はお医者さん探しになっているというような病院が目立つのは事実なんですね。その意味で、その辺の解消をいろいろな手当と併せてですね......。

 あと、我々地方の実感としては、お医者さんの数、もう少し絶対数をですね、平均でも足りていないという感覚がございますので増やしてほしいという意見が強いところです。(中略)
 

【目次】
 P2 → 「必要なリソースをちゃんと確保していく」 ─ 鈴木副大臣
 P3 → 「頂いた意見に少し肉付けしてまとめた」 ─ 文科省
 P4 → 「論点整理が議論の方向性を制限する」 ─ 中川委員
 P5 → 「東側の医師を増やすような方策が必要」 ─ 今井委員
 P6 → 「高齢医師に実戦力として期待できるか」 ─ 平井委員
 P7 → 「医療資源を再配分する仕組みが重要」 ─ 山本委員
 P8 → 「医科大学を増やしても10数年かかる」 ─ 栗原委員
 P9 → 「改革を最低限完全に生かすように」 ─ 濱口委員
 P10 → 「具体案を出さないといけない」 ─ 安西座長
 P11 → 「地方に行かせる強制力がない」 ─ 木場委員

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