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ニュース〜医療の今がわかる

地域医療連携体制構築に関する保健所の関与 ~ 山口県 ~

■ 事例④ ─ 急性心筋梗塞地域連携パス
 

【山口県宇部環境保健所・惠上所長】
 これは、大阪府吹田保健所による急性心筋梗塞地域連携パス導入促進事業の事例です。

医療連携(山口県)-17.jpg

 保健所のポイントとしては、既に保健所が関与するときには、複数の急性期病院が複数の地域連携パスを先行運用していました。

 そこで、まず共通目標として患者の長期予後の改善とQOLの向上という患者の視点を共有することから、共通化の検討を開始していることです。

 また、圏域唯一の包括的心臓リハビリテーション施設を効果的・効率的に活用するという医療者の視点でも調整をしています。

 このほか、退院時の発症登録及び受診時のかかりつけ医登録を行い、1年後にアウトカムを評価、把握する評価システムも整備しています。
 

【目次】
 P2 → 医療計画への保健所の関与
 P3 → 第5次医療計画の経過、内容
 P4 → 平成18~21年度の実践的な研究
 P5 → 保健所が果たしている役割
 P6 → 関与の疾病と地域連携パスの導入
 P7 → 医療連携体制運用事例に係る評価指標の設定
 P8 → 府県からの医療計画業務の受託状況
 P9 → 医療連携体制構築担当者の主な職種
 P10 → 事例① ─ 在宅終末期医療連携パス
 P11 → 事例② ─ 脳卒中地域連携パス
 P12 → 事例③ ─ 脳卒中地域リハビリテーション体制
 P13 → 事例④ ─ 急性心筋梗塞地域連携パス
 P14 → 事例⑤ ─ 糖尿病管理連携システム
 P15 → 保健所の役割
 P16 → 保健所関与への期待
 P17 → 保健所の関与のポイント点検票
 P18 → 保健所による評価
 P19 → 市型保健所の関与のポイント
 P20 → 医療連携体制推進事業の主な要綱
 P21 → 平成22・23年度の重点要望

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