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ニュース〜医療の今がわかる

わが国の救急医療崩壊は再生可能か

■ 救命救急センター等の受入率
 

【島崎修次氏(財団法人日本救急医療財団理事長)】
 次のページを見ていただきますと、これは救命センターへ照会があった患者の何%が入るかということで、これごらんになると分かると思いますが、右下の平均照会数の約93%を救命センターは受け入れております。

中医協ヒアリング-106.jpg

 これはかなりの高い率だと思いますが。救命センターはいろんな診療科の患者が来るわけですけれども、それを必死で最後のとりでで引き受けているというような状況で、救命センターが断ると最終的に行く場所がなくなるということを、救命センターで働く先生方もよく承知しておりまして、何とかとろうということで、こういう形で救急患者を届出数以上にとったり、あるいはそういうものに対する支援がぜひとも必要だなというように思っております。
 

【目次】
 P2 → 重症救急の受入状況
 P3 → 二次救急医療機関の受入状況
 P4 → 照会11回以上事案の時間別分布
 P5 → 救急受入が困難な理由
 P6 → 地域の搬送・受入ルールの策定
 P7 → 搬送先が速やかに決定しない場合
 P8 → 二次のしわ寄せが三次の救命センターへ
 P9 → 救命救急センター等の受入率
 P10 → 医師の勤務時間、当直回数
 P11 → 研修後に専門としたい診療科
 P12 → 救急医療に必要な診療報酬上の評価

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