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高齢者医療を守るのは誰か (上)

■ 「在院90日超え患者」


[池上直己分科会長(慶應義塾大医学部医療政策・管理学教授)]
 次に、大きな丸で示しました「慢性期入院医療の実態と検証」でございます。

 (1)は、横断調査の分析について。入院患者の在院日数を比較したところ、一般病棟の「在院90 日超え患者」の割合は低く、医療療養病棟では高かった。これは資料の12ページをご覧になっていただければと思います。

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 また、病棟ごとに「90 日超え患者」の割合を比較したところ、一般病棟は「90日超え患者」の割合が高い病棟は少なく、医療療養病棟は割合の高い病棟が多かった。これは資料の13ページに記した通りです。

慢性期報告書スライド-013.jpg

 「90 日超え患者」について患者の状態を比較したところ、一般病棟と医療療養病棟には、状態の類似した患者が一定程度存在するという結果が得られました。これは資料の15から16ページをご覧になっていただければと思います。

慢性期報告書スライド-015.jpg

慢性期報告書スライド-016.jpg
 
【目次】
 P2 → 療養病棟入院基本料変更の影響
 P3 → 医療区分1の患者の実態
 P4 → 「在院90日超え患者」
 P5 → 状態が類似した患者に対する検査
 P6 → 「特定除外患者」の状況
 P7 → 「BPSD」への対応
 P8 → 医療の質の検証
 P9 → 中医協総会への提言

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