ロハス・メディカルvol.121(2015年10月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年10月号です。


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VOL.1222015年11月号予告過去の特集はWEBで!!動きたくなる街HTTP://LOHASMEDICAL.JP定期購読できます。25LOHASMEDICALLOHASMEDICAL第52回ナビタスクリニック理事長久住英二くすみ・えいじ●1999年、新潟大学医学部卒業。虎の門病院に勤務した後、東大医科研先端医療社会コミュニケーションシステム部門に所属、2008年6月、立川駅の駅ビル「エキュート立川」で開業。内閣府の規制・制度改革仕分け人でもあった。日も東京オリンピックと関連させて書いたように、外国人が日本で医療を受診するのは大変なことです。日本語が分からないのは当然として、医療制度は国によって違いますから、よく理解できないことも多いでしょう。 病院の職員が万全のサポートをするというのも、経営の厳しい現状を考えると、現実的ではありません。ですが、困っている人を助けられないのでは、先進国として寂しい限りです。 そこで病院に出向き、困っている外国人に対して、英語で日本の医療制度を説明した上で簡単な問診をサポートするという医学生のボランティアチームが立ち上がりました。その名をTEAM MEDICS(チーム・メディックス)と言います。 彼らの取り組みが画期的なのは、上級生が下級生に医学知識を教え、帰国子女などネイティブに近い人が英語を教えるという自己増殖の仕組みがあることによって、サポートメンバーをどんどん増やせるということです。身に着けた能力や知識は卒業後にも役に立ちますから、参加者たちのモチベーションアップにもつながることでしょう。 当面の目標はオリンピック開催の2020年に置いているそうで、しかし現在のメンバーたちの大半が、その時には卒業してチームに残っていないはずですから、これから医学生になる現在の中高生たちにとって魅力の高いチームに育つか、注目しつつ応援していきたいと考えています。先LOHASMEDICALVOICE©ロハスメディア2015(無断転載禁止)〒107-0062東京都港区南青山2-2-15 ウイン青山616 株式会社ロハスメディア内 ☎03-5771-0073「ロハス・メディカル」編集部:ARTDIRECTION&DESIGN:HOSOYAMADADESIGNOFFICEPRINTEDINJAPAN 株式会社テンプリント読みやすい大きな活字。購読・登録でTポイントたまります。HTTP://MAINICHI.JP/お問い合わせは0120-460-012毎日新聞はロハス・メディカルを応援します!32頁版本誌を、毎月1冊1年間2500円(税・送料込み)、毎月5冊1年間5000円(税・送料込み)で定期購読できます。郵便振替 00150-7-668818 (株)ロハスメディア振替用紙の記入欄に、住所・氏名・電話番号を忘れず書いて、ご入金ください。WEBサイトからもご注文を承っています。ロハス(LOHAS)は、LIFESTYLESOFHEALTHANDSUSTAINABILITYの頭文字からできた言葉です。直訳すると「健康的で持続可能な生活様式」となります。


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