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2016年5月号予告過去の特集はWEBで!!いよいよスタート!血管を守るHTTP://LOHASMEDICAL.JP定期購読できます。31第58回ナビタスクリニック理事長久住英二くすみ・えいじ●1999年、新潟大学医学部卒業。虎の門病院に勤務した後、東大医科研先端医療社会コミュニケーションシステム部門に所属、2008年6月、立川駅の駅ビル「エキュート立川」で開業。内閣府の規制・制度改革仕分け人でもあった。に媒介されるジカ熱が、胎児の小頭症の原因になるのでないか、と世界的に問題になっています。 ワクチンで予防可能な風疹ですら多くの被害者を出してしまった日本が、予防法のないジカ熱の被害を食い止められるのか考えると、絶望的な気持ちになります。 政府は、感染者の入国を水際で食い止めるなどと言っていますが、感染者の8割は特に症状が出ず識別不能なので、確実に上陸します。 国内で感染するリスクを少しでも下げるためには、虫除けを上手に使う必要があります。蚊はデング熱や日本脳炎も媒介するので、その対策ともなります。 私は、現在12%までに規制されているDEETの濃度上限を撤廃すべきと考えます。濃度30%なら効き目が10時間もつので、学校へ行く時に塗れば帰ってくるまで大丈夫です。日本のものでは、お昼に効き目が切れてしまいます。 また、DEETが体質に合わない人向けに海外で使われているPICARIDINという胡椒由来の成分が、日本では承認されていません。速やかに導入すべきです。 海外渡航者も、習慣的に日本にいる時と同じような虫除けをするものです。国内での虫除け策が実質的なものでなければ、海外で感染して帰ってくる人は増え続けるでしょう。 単に「蚊に刺されないように気をつけましょう。注意しましょう」と呼びかけるだけでは、対策と言えません。蚊LOHASMEDICALVOICE©ロハスメディア2016(無断転載禁止)〒107-0062東京都港区南青山2-2-15 ウイン青山616 株式会社ロハスメディア内 ☎03-5771-0073「ロハス・メディカル」編集部:ARTDIRECTION&DESIGN:HOSOYAMADADESIGNOFFICEPRINTEDINJAPAN 株式会社テンプリント読みやすい大きな活字。購読・登録でTポイントたまります。HTTP://MAINICHI.JP/お問い合わせは0120-460-012毎日新聞はロハス・メディカルを応援します!32頁版本誌を、毎月1冊1年間2500円(税・送料込み)、毎月5冊1年間5000円(税・送料込み)で定期購読できます。郵便振替 00150-7-668818 (株)ロハスメディア振替用紙の記入欄に、住所・氏名・電話番号を忘れず書いて、ご入金ください。WEBサイトからもご注文を承っています。ロハス(LOHAS)は、LIFESTYLESOFHEALTHANDSUSTAINABILITYの頭文字からできた言葉です。直訳すると「健康的で持続可能な生活様式」となります。