ロハス・メディカルvol.137(2017年2月号)

ロハス・メディカル2017年2月号です。睡眠と免疫の関係、水晶体とオートファジー、体幹トレーニング、血管の傷みが分かる検査、亀田総合病院事件、小松秀樹、がん対策基本法の狙い、オプジーボの光と影9など


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といけないのですが、それができないので、年度越えするために5億円を借り換えしました。2016年2月の評価委員会で病院の事務部長が2015年度「債務超過になるのは免れない」と話し、別の委員が、2016年度も「大変な赤字、資金ショート、資金不足に陥る可能性があります」と述べていました。その上、千葉県の東京に近い松戸、柏、市川なんかで団塊の世代が一気に高齢化する。県全体で、看護師はますます足りなくなる。看護師確保は難しい。で、自治体は全然お金持ちじゃないから、自治体が潰れるって、住民たちが大騒ぎしています。そもそも千葉市まで高速で20分の場所で、しかも人口が過疎になっていくんだから、3次救急なんて全く需要がないんですよ。梅村それと井上さんと、どういう関係があるんですか。小松井上さんは、準備段階の一時期責任者だったはずなんです。誰がやったか分かりませんが、そこに金を出すために、ゲリマンダーみたいな南北に細長い2次医療圏を作ったんですよ。成田なんかと一緒になってたはずの山武を、分けて南とつないで細長いのにしたんですよ。その北の端っこに、東千葉メディカルセンターはあります。梅村僕ね、その辺の土地勘ってあるんです。僕の5代前の先祖である関寛斎の生まれって東金市なんですよ。なので、えらいアンバランスだなというのは、よく分かります。小松2次医療圏の反対側の端っこの夷隅ってのは、鴨川の隣なんです。それで、そこの人たちって、亀田へは来ますけれど、東千葉メディカルセンターへは全く行ってません。救急車だって、そんな所へ搬送しないですよ。でも、夷隅に使われるべきお金も、全部東千葉メディカルセンターへ行っちゃってる。梅村で、そういう、まあちょっと無謀なと言うか、後先考えない計画があって看護師が足りずに病床も開けなかった、という風になってるわけですね。小松で、それについて病院建設前の2012年頃から、批判してたんです。亀田の経営者も、問題視していました。その頃の話ですが、(亀田総合病院を経営する)鉄蕉会理事会で東千葉メディカルセンター問題が話題になって、理事の一人が住民監査請求だか住民訴訟を行うべきだと主張して、盛り上がったらしいです。亀田さんたちが吹聴してました。梅村この問題の批判が、井上さんのカンに触ったわけですか。小松もし病院が破綻したら、計画段階で関わった人たちの責任問題になるから、余計なことを書くなということなんじゃないかと解釈しています。LOHASMEDICALVIEW過去の特集はWEBで!!HTTP://LOHASMEDICAL.JP©ロハスメディア2017(無断転載禁止)〒107-0062東京都港区南青山2-2-15 ウイン青山616 株式会社ロハスメディア内 ☎03-5771-0073「ロハス・メディカル」編集部:ARTDIRECTION&DESIGN:HOSOYAMADADESIGNOFFICEPRINTEDINJAPAN 株式会社テンプリント読みやすい大きな活字。購読・登録でTポイントたまります。HTTP://MAINICHI.JP/お問い合わせは0120-460-012毎日新聞はロハス・メディカルを応援します!バックナンバーは、すべて電子書籍として無料公開しています。ご活用ください。ロハス 医療検索


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