ロハス・メディカルvol.139(2017年4月号)

ロハス・メディカル2017年4月号です。「口から人生を豊かに」特集スタート。初回は清潔6つのお得です。片切寛氏voice。口内炎も2週間続いたら要注意。血管を守る特集は最終回、中性脂肪で血管が傷む。抗生物質って何?。リハビリが続かない、どうしたら?リン酸探検隊も最終回。梅村聡氏と井上清成氏の対談ほか。


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瀧さんのお話の中で、リハビリを続けることができたポイントとして、①明確な目標を持つこと、②信頼できる専門家と取り組むこと、③同じような体験や目的を持つ仲間を持つこと、の3点が挙げられました。この中で、特に目標達成について考えてみます。目標を立てる際に大切なのは、長期の目標と短期の目標を分けて考えることです。長期の目標とは、例えば数カ月先から1年先に、自分はどうなっていたいかということです。杖なしで歩けるようになりたいとか、買い物の荷物を今より楽に持てるようになりたいとか、自分の目標を定めます。次に、短期の目標として、1週間でできることを考えます。杖なしで歩けるようになりたいということであれば、今週は1日10分の散歩を週に3回するとか、膝の筋肉を鍛えるためにイスに座ったまま足の上げ下ろしを10回ずつ、週に4回するとか、長期目標に合わせて1週間の目標を立てます。この時に大切なことは、目標を高くし過ぎないことと、毎日という目標は立てないことです。目標が高いと嫌になってしまいますし、毎日とすると、できなかった日があった時に次の日にやろうという気力が出なくなってしまいがちです。むしろ簡単にできる目標にしておいて、余裕のある日は回数や時間を増やしたり、週に3日としておいて6日、7日とやったりしても良いでしょう。達成感を得ながら、無理なくできるようになったら少し増やし、習慣化することが成功のコツです。もっと詳しいことや他の方法を知りたい方は、日本慢性疾患セルフマネジメント協会のWEBサイト(HTTP://WWW.J-CDSM.ORG/)をご覧いただき、同会のワークショップに参加してみてください。どんなことでも構いません、病気で悩んでいることをお寄せください。毎月一つの質問に、病気を持つ人が答えます。ご相談は、メールでINFO@LOHASMEDIA.CO.JP、もしくは郵便で〒107-0062港区南青山2-2-15-616『ロハス・メディカル』編集部までお送りください。匿名で結構ですが、年齢・性別・職業をお書きいただくと、より適したアドバイスをしやすくなります。LOHASMEDICALVIEWしたいという思いで、入院しながらのリハビリに取り組み続けました。その中で同年代のリハビリ仲間もでき、リハビリが終わると一緒に集まって他愛もない話をするなど、楽しみも見つけられました。 入院してのリハビリは、北海道の病院から数えて6カ月ほど続きました。徐々に機能も回復し、杖歩行ができるようになった頃、退院しました。今はそれから12年以上が経ち、距離の制限はあるものの杖なしで歩けるようになり、週に1回リハビリに通いながら仕事もして、日常生活に復帰しています。 身体も完全に戻ったわけではないですが、とにかく体力をつけて長く歩けるようになりたいと思って頑張った結果が出てきました。 振り返ってみると、こうしてリハビリを続けてこられたのは、まずは明確な目標があったことの他に、信頼できる専門家がいたことが大きいと思います。私にとっては、それが理学療法士の先生で、自分の病状が変わってきた時にはすぐに課題を聞き、我流ではなく、専門的なアドバイスを受けながら続けられたことが良かったのだと思います。 また、アドバイス通りにリハビリに取り組む中で、自分の体力の限界や回復のスピードなども分かってきて、自分で調整することと、専門家に確認してもらうことの大切さを知りました。それを今までの体験の中で身に着けてこれたのではないかと思います。 そして、きつい時にはリハビリ仲間がいることが大きな支えになりました。何ごとも一人で続けるのは大変です。同じような体験や目的を持つ仲間を持つことも大切だと実感しています。あなたの悩みをお寄せください。


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