ロハス・メディカルvol.141(2017年6月号)

ロハス・メディカル2017年6月号です。「口から人生を豊かに」3回目は、歯痛の原因です。武井典子氏voice。新連載「健康情報しらべ隊」スタート。分煙では受動喫煙を防げない。梅村聡氏と井上清成氏の対談。記者が当事者になって気づいたことほか。


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 口うるさく言ってしまうのは、子どもの幸せを思えばこそ。それは誰からも責められることではありません。でも、子どもが自立できるようにするためには、一定の段階で、ある程度の距離を置く必要がありますね。 高橋さんの言う通り、子どもが取り返しのつかない失敗をしないよう、少しずつ失敗の経験をさせるということがポイントになるかと思います。最初は不安もあるでしょうし、どこから手を着けてよいか分からないかもしれません。でも、これまで親がやっていたことを、一つ子どもに任せてみる、子どもが自分でできることの枠を一歩広げるというイメージで、子どもの可能性を広げてみましょう。無理のない範囲で、子どもの気持ちも聴きながら進められるとよいでしょう。 また、誌面の都合で紹介できませんでしたが、高橋さんから、私たちのワークショップに参加して『肯定的な考え方』の演習が役に立ったと言っていただきました。『肯定的な考え方』とは、「どうせできない」とか「やるだけ無駄」など、つい否定的に言ってしまいがちなことを「やってみなければ分からない」や「まずは挑戦してみよう」など、肯定的な言葉に変えるということです。 お子さんに、まずは肯定的な言葉かけから始めてみませんか。子どもも不安なのかもしれません。根拠も理由もなくてよいのです。「あなたならできる」「絶対に大丈夫」と、肯定的に励ましてあげてください。もっと詳しいことや他の方法を知りたい方は、日本慢性疾患セルフマネジメント協会のWEBサイト(HTTP://WWW.J-CDSM.ORG/)をご覧いただき、同会のワークショップに参加してみてください。どんなことでも構いません、病気で悩んでいることをお寄せください。毎月一つの質問に、病気を持つ人が答えます。ご相談は、メールでINFO@LOHASMEDIA.CO.JP、もしくは郵便で〒107-0062 港区南青山2-2-15-616 『ロハス・メディカル』編集部までお送りください。匿名で結構ですが、年齢・性別・職業をお書きいただくと、より適したアドバイスをしやすくなります。LOHASMEDICALVIEW段から様々なことを我慢しています。病気のない子に比べて、ストレスもたまっているでしょう。母のように感情を吐き出して良いと、知ってもらいたいとも思います。 うちの子どもは、病気があっても小さい頃からやんちゃで、冷や冷やすることもたくさんありました。でも、小さい頃に管理し過ぎ、必要以上に密接な関係になってしまったという思いから、自分の側から離し、子どもを自由にさせなくてはと、行動範囲を少しずつ広げるようにしました。最初は自転車で行ける範囲の自由を作り、徐々に範囲を広くして、中学校は電車で通う場所に入学させました。ちょうどその中学校の近くに、アレルギー専門外来を持つ病院があったことも幸運でした。 子どもから目を離す時、不安でたまらない自分ではいけません。子どもから目を離すのを罪だと思わないこと。それは自分にも練習がいることでした。 昨年、子どもはスキーの合宿で、私と離れて海外にも行きました。他の人からは「何かあったらどうするの?」と言われることもあります。でも、考えてみてください。子どもが自分で対処して、周りに助けてもらう練習をしなかったら、どうやって生きていけばよいのでしょう。取り返しのつかない失敗をしないように、少しずつ失敗すればよいのです。 最近、子どもと言い争いになっても、最後には「思った通りにやってみなさい」と言うようになりました。病気にこれだけ縛られているんだから、もう充分でしょう。正しくても、間違っていてもいい。君は自由になれ。母はそう思っています。15あなたの悩みをお寄せください。


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