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受動喫煙防止策を巡る議論で、「喫煙者の権利はどうなるんだ」という声が、しばしば聞かれます。 大いなる勘違いがあると思うのですが、喫煙者が喫煙することを禁止しようという話ではなく、望まない他人に煙を吸わせないでほしい、というだけのことです。 お酒を飲む時、その場にいる人全員にも無理強いしないでほしい、というのと同じです。もしお酒を無理強いしたら犯罪ですよね。 タバコの煙の方が悪影響は強いかもしれないのですから、受動喫煙させるのだって犯罪に近いものがあります。それを防ごうという単純な話で、なぜここまで紛糾するのか、不思議でなりません。それでも吸う、という人へ……③よって起きます。ニコチンには、血管を収縮させる作用があるため、末梢の血流が減り、様々な影響を及ぼします。 そして困ったことに、こちらの経路の悪影響は、受動喫煙でも起きてしまいます。2の経路は、やはり煙に含まれるニコチンに血流が減って抵抗力弱る第10