ロハス・メディカルvol.142(2017年7月号)

ロハス・メディカル2017年7月号です。「口から人生を豊かに」4回目は、喫煙の悪影響。加えて骨も弱くなるようです。品川女子学院の生徒さんたちによるvoice。梅村聡氏の対談相手は、江崎禎英・経産省ヘルスケア産業課長。保険医療に提供格差ほか。


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LOHASMEDICALVIEWれました。保健師は、予防接種できる市内医療機関の一覧表をくれ、近隣の医療機関にマーカーを付けてくれました。どこが良いかと尋ねてみましたが、ハッキリしたことは教えてくれませんでした。 マーカーを付けてくれただけでも10カ所くらい。どれも似たような名前で、情報と言えば、住所だけです。これでは分からないし、選べません。 とりあえずホームページがない所は、情報の得ようもないので除外することにして、各クリニックのホームページを眺めてみました。しかし、どこも似たり寄ったり。たまに特徴があったとしても特定の疾患に関する情報だったりして、子どもの予防接種には関係なさそうでした。 医療機関には広告規制があり、患者が自分に合った医療機関を選ぶために欲しい肝心な情報は流れていないことを痛感しました。 残るは、口コミしかありません。保健師から教えてもらった、歩いて10分弱の子育てサロンへ出かけて行って、来ているお母さんたちに訊いては、千葉県鴨川市の亀田総合病院出向中に結みました。 最初に尋ねたお母さんは、「近いので駅ビルの中にある小児科に行っている」とのことでした。相性が合わない感じはしているけれど、予防接種だけなのでそれでいいと思っている、と話していたのが印象的でした。 別のお母さんは、少し遠くの小児科に行っているとのことでした。後で調べたら車で20分ぐらいの距離でした。最初に行った小児科でトラブルのようなことがあって、納得のいく医師をとことん探したそうです。私にも、そのクリニックを勧めてくれました。 また別のお母さんは、近くの小児科が評判も良く、そこに行っているとのことでした。 聴いているうち、自宅からの通いやすさは当たり前だけれど大きなポイントだなと思うようになりました。私は、自分の育児がこれで良いのか不安でたまらず、異変を見逃してしまっていたらどうしよ新生児には、怒涛の予防接種スケジュールが待っており、相性の良いかかりつけ医が必要です。見つける時、記者の経験は、ほとんど役に立ちませんでした。論説委員熊田梨恵(社会福祉士)婚し、妊娠したのも単身赴任中で、産前休暇に入ってから大阪府吹田市に新居を探して、夫と同居を始めました。吹田市を選んだのは、夫の通勤圏内で住環境の良い所と思って不動産屋を回った時に、たまたま良い物件があった、というだけのことです。 つまり、2人そろって土地勘がなく、友人知人親戚もいませんでした。 出産後、市の保健師が来て、予防接種や健診、地域の子育て情報などについて教えてく私第2回かかりつけ医探しに失敗14広告規制という壁


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