ロハス・メディカルvol.142(2017年7月号)

ロハス・メディカル2017年7月号です。「口から人生を豊かに」4回目は、喫煙の悪影響。加えて骨も弱くなるようです。品川女子学院の生徒さんたちによるvoice。梅村聡氏の対談相手は、江崎禎英・経産省ヘルスケア産業課長。保険医療に提供格差ほか。


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※1 HTTP://WWW.MHLW.GO.JP/BUNYA/ROUDOUKIJUN/ANZENEISEI12/トレスチェック制度」をご存じですか? 厚生労働省のサイトには、「質問票に労働者が記入し、それを集計・分析することで、自分のストレスがどのような状態にあるのかを調べる簡単な検査」と書かれています。法律で2015年12月から、会社(注労働者が50人以上いる事業所)では毎年1回、この検査をすべての労働者に対して実施するよう義務付けられました。 もし、初耳の方がいらしたら、厚生労働省のサイトで詳しく解説されていますので、ぜひご覧になってください(※1)。 制度の目的は、「うつ」などメンタルヘルスの不調を未然に防止することです。「労働者が、自分のストレスの状態を知ることで、ストレスをためすぎないように対処したり、ストレスが高い状態の場合は医師の面接を受けて助言をもらったり、会社側に仕事 57項目の質問票は、厚生労働省のサイトで公開されています。また、「こころの耳」(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)でも、「5分でできる職場のストレスセルフチェック」というのがあります。一度トライしてみてください。結果をPDFで保存することもできますので、定期的にチェックするとよいと思います。 特に、自分のストレス状態くらい自分で分かっているとの軽減などの措置を実施してもらったり、職場の改善につなげたりする」ための制度なのです。 つまり、この制度では、労働者に、自分自身のストレスの状態を認識してもらうことが最重要になってきます。質問項目としては、国が推奨する57個が提示され、それを各会社でアレンジします。思っている方や、さほど自分はストレスを感じていないと思っている方、トライしてみてください。自覚の程度と、質問票から客観的にあぶり出された程度とが、一致していればよいのですが、もし一致しておらず、ストレスが考えていたより高い状態であるならば、早めに対処してください。ストレスへの対処の第一歩は、本当の自分の状態に「気づく」ことです。 心の教育については、学校でも学びます。小学高学年の保健の教科書で取り上げられ、さらに中学でも高校でも学習し、ストレスの定義やその対処方法といったことも教わります。 ある教科書でストレスとは、「環境の変化や疲労、人間関係の葛藤など、さまざまなできごとや周りからの刺激によって心と身体に負担がかかった状態」と書かれています。LOHASMEDICALVIEW薬剤師。科学の本の読み聞かせの会「ほんとほんと」主宰吉田のりまき都道府県が設置する教科書センター一覧は、文部科学省のサイトに掲載されています。HTTP://WWW.MEXT.GO.JP/A_MENU/SHOTOU/KYOUKASHO/CENTER.HTM教科書をご覧になりたい方へ第27回自分のストレス状態知って早く対処する「ス16原因は色々やってみよう


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