ロハス・メディカルvol.140(2017年5月号)

ロハス・メディカル2017年5月号です。「口から人生を豊かに」2回目は、お手入れの方法です。奈良夏樹氏voice。行動活性化療法。高齢者のポリファーマシー。梅村聡氏と井上清成氏の対談。新専門医って何?ほか。


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第3回LOHASMEDICALVIEW文/川口恭絵/田中未樹監修/森澤雄司保健室向け書籍を作ろう企画。3回目の今回は、抗生物質をきちんと理解して正しく使う必要があるよ、という話です。体調が悪かったら、とりあえず抗生物質を出してもらえば安心ですよね。えっ、違うの? でも、実際に「何にでも効く」のは、私たちの免疫です。きちんと栄養と休養を取って免疫が働いてくれるのを待っていれば、ほとんどの病気は快方に向かいます。 薬を飲んで効いたと思うのは、多くの場合は免疫が働いた後の回復も同じ頃に起きるからで、また「薬」を飲んだと思うだけで症状が好転するプラセボ効果という現象も万国共通に存在します。世紀初頭まで多くの人を死に追いやっていた細菌感染症は、抗生物質の登場によって多くが制御可能になりました。その効き方があまりにも目覚ましかったため、抗生物質を何にでも効く魔法の薬であるかのような誤解を持っている人も少なくないようです。2016


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