ロハス・メディカルvol.111(2014年12月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2014年12月号です。


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DNARNADNAの情報を転写タンパク質コード領域(メッセンジャーRNA)(マイクロRNA)タンパク質非コード領域核細胞転写転写エクソソームに取り込まれる血中に分布翻訳転写後修飾の抑制翻訳抑制タンパク質MRNAMIRNAエクソソームがん医療を拓く使えたらいいなマイクロRNAマイクロRNAという物質、ご存じでしょうか。がんを発見できる血液検査開発のターゲットになっており、治療に使う方法も研究されています。ロRNAを調べるだけで特定のがんを発見・特定できる診断法の開発計画を発表し、大きく報じられました。覚えている方も多いのではないでしょうか。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が5年間で79億円を投じ、国立がん研究センター研究所と同病院、複数の企業が連携して進められる大規模プロジェクトです。 ただ、実際のところチンプンカンプンという人も多かったのでは、と思います。そもそもマイクロRNAって何でしょう? RNA(リボ核酸)は、細胞の核に収められたDNAを鋳型として、その一部を写し取った短い断片のことです。このRNAを作る過程を転写と言います。DNAが核の外に出られないのに対して、月に国立がん研究センターが、血中のマイク819ガラクタ扱いの過去マイクロRNAによる遺伝子制御LOHASMEDICAL


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