ロハス・メディカルvol.112(2015年1月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年1月号です。


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 2014年に発売された糖尿病治療に用いられるSGLT2阻害薬は、尿中の糖が腎臓で血中に取り込まれるのを妨害することによって血糖値を下げるものですが、体は結果として不足するエネルギーを脂肪や筋肉の分解で補おうとします。元々の脂肪量が少ない痩せ型の人の場合、筋肉を分解する割合が高くなるため、サルコペニアの誘発も懸念されています。主治医と、よくご相談ください。糖尿病治療薬に、ご用心横浜市立大学助教東京大学准教授若林秀隆飯島勝矢1日2、3セットから始めるのがよいそうです。負荷が軽過ぎてお話にならないという方は、同じ動作を片脚ずつ交互にしてください。 また、膝などの痛みでスクワットができないという方は、いすに座った状態から片脚ずつ前方に足を持ち上げて膝が完全に伸びたところで10秒止める「セッティング」を、どうぞ。やはり10回を1日2、3セットからです。負荷が軽過ぎる場合は、足首などに重りをかけます。 ただし注意していただきたいのは、折角のトレーニングも、栄養状態が悪い場合は逆効果となります。「意図的なダイエットや減量をしていないのに体重が減り続けている方は、まず食事をしっかり摂ることから始めてください」とのことです。LOHASMEDICAL


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