ロハス・メディカルvol.112(2015年1月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年1月号です。


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膀胱スムーズに排尿可能正常時前立腺肥大症内視鏡内腺「尿のトラブル」が出現前立腺が肥大尿道が圧迫電気メス尿道外腺前立腺前立腺膀胱スムーズに排尿可能正常時前立腺肥大症内視鏡内腺「尿のトラブル」が出現前立腺が肥大尿道が圧迫電気メス尿道外腺前立腺前立腺提供:グラクソ・スミスクライン株式会社※出典:本間之夫「すべてわかる!! 前立腺 がん・肥大症」(毎日新聞社)肥大した前立腺を小さくする薬前立腺の炎症を抑え症状を和らげる薬筋肉の緊張を緩める薬前立腺肥大症の薬※前立腺肥大症の手術法※最新の経尿道的前立腺レーザー手術標準的な経尿道手術TURPHOLEPPVPな症状を自覚するようになります(右下図)。これが前立腺肥大症です。症状には個人差があり、比較的若い時から出る人もいれば、全く自覚しない人もいます。 若い時には気持ちよく排尿できていたのに、前立腺肥大症では、尿が出にくい(排尿症状)、尿が出きらない(排尿後症状)、尿が十分に溜められない(蓄尿症状)などといった症状がみられます。 これらを放っておいて悪化すると、尿道が強く圧迫されて尿が出なくなったり(尿閉)、膀胱や腎臓に悪影響が出たりします。思い当たったら、早めに泌尿器科を受診してください。 症状の出方には個人差がありますので、まずは患者さんご自身が、医師に症状を遠慮なくお伝えくださることが重要です。医師のアドバイスにしたがって日常生活を少し工夫するだけでも、症状をある程度軽くできる可能性もあります。 治療は、多くの場合、薬の服用から開始されます。下表のような種類の薬があります。前立腺の大きさや症状によっては、薬を組み合わせて使うこともあります。 既に治療を受けている方でも、改善しない症状が残っていれば、遠慮なく医師に質問してください。 症状が重い場合や、薬の効果が不十分な場合には、下図のような手術が行われることもあります。前立腺肥大症の治療前立腺肥大症の発症と進行に関わっている男性ホルモンの活性を減らして、肥大した前立腺を小さくすることで尿を出しやすくするお薬です。肥大した前立腺を削り取ります。電気メスを使います。レーザーを用いて前立腺腺腫をくり抜きます。いずれの場合も、尿道の先から内視鏡を挿入して行います。ホーレップピーブイピーティーユーアールピーレーザーで腺腫を蒸散させます。漢方薬や植物エキス製剤などがあります。前立腺と膀胱・尿道の緊張を和らげることで尿を出しやすくするお薬です。LOHASMEDICAL


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