ロハス・メディカルvol.114(2015年3月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年3月号です。


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味をマイルドにしたり、嗜好性を向上させるために砂糖、牛乳、バニラ、および乳化剤などを加えたりした、成分調整ココアです。こうした成分調整ココアを使ったダークチョコレートのフラバノール含有率は、わずか約0・5%です。まして、ミルクチョコレートやホワイトチョコレートでは、フラバノールそれ以下か全く含まれていないかです。 さらに、ほとんどの市販のカカオ製品は、飽和脂肪酸や糖分も含まれています。摂り過ぎれば、カカオのプラス効果を打ち消すほどの、体重増加や血糖上昇を招きます。 以上のことから、チョコレートやココアを健康的な食品と捉えることは可能ですが、市販品の摂り過ぎは、カロリーの過剰摂取となり、メリットがなくなります。バランスの取れた食事にダークチョコレートを組み合わせることをお勧めします。 今回は高橋典子さんに、彼女お得意の「おから」を使った純ココア入り「おからのしっとりガトーショコラ」を作っていただきました。生おから100Gココア50G…砂糖などの入っていない純ココアを使う。バター(無塩)50Gはちみつ50G牛乳50CC卵2個砂糖60Gラム酒またはブランデー 大さじ1飾り用:粉糖(溶けないタイプのもの)、生クリーム、フルーツなどバターとはちみつは一緒にして、レンジで軽く溶かしておく。オーブンは190℃に予熱。1を2のボウルに加え、よく混ぜる。さらに牛乳、香り付けのお酒も入れてよく混ぜる。準備 型に、オーブンペーパーを敷き込んでおく。大きなボウルにおからを入れ、ココアをふるいながら加え、よく混ぜる。別のボウル(油分、水分の付いていないきれいなもの)に卵と砂糖を入れ、溶きほぐし、ハンドミキサーで5分ほどかけて、白っぽく弾力が出るまで、しっかりと泡立てる。泡立てた卵のうち半量を3のボウルに入れ、よく混ぜ合わせる。さらに、残りの泡立てた卵をボウルに加え、均一になるまで混ぜる。ラップに包んで冷蔵庫で保管し、できれば1日以上置く(よりしっとりとして美味しくなる)。上から粉糖をふるったり、生クリームを添えて飾っても良い。型に生地を流し込み、何度か型を軽く机にトントンとして空気抜きをして、予熱しておいたオーブンを180℃にセットし直して、35分∼40分程度焼く。竹串で刺して何も付いてこなければ出来上がり。粗熱が取れたら型から外し冷ます。材料(7CM×18CM×高さ6CM程度のパウンド型 1本分)作り方13245687おからのしっとりガトーショコラ作成:料理研究家 高橋典子 HTTP://WWW.NONNONCOOKING.COM/LOHASMEDICALVIEW小麦粉を全く使っていないため、焼きたては少し崩れやすいので注意してください。型には紙を敷いておくと扱いやすいです。切る時も厚めに。数日置くとしっとりして美味しく、扱いやすくなります。LOHASMEDICAL


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