ロハス・メディカルvol.117(2015年6月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年6月号です。


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朝食に関する調査(N=1,200 シタシオンジャパン)0点1点2点3点4点0102030405060(%)身体が重い目がなかなか覚めない学校や会社に行きたくない胃が痛いお腹が張って苦しい朝食を食べなければ、その分の摂取カロリーが減って痩せそうなものですが、人間の体はそんなに都合よく出来てないので、安易な気持ちで朝食を抜く人は、かえって太るという話です。以下の食品群から1つでも摂取していたら1点と換算第1群:乳・乳製品・卵第2群:魚介・肉類・豆・豆製品第3群:野菜・芋類・果物第4群:穀物・砂糖・油脂ダイエットのために朝食を抜くと、かえって太ってしまうという噂、本当らしいって、ご存じでしたか?専任編集委員(米ミシガン大学大学院環境学修士)堀米香奈子朝食を抜くと太るLOHASMEDICALVIEW 柴田重信・早稲田大学教授の研究チームが、20∼50代の男女1200人を対象に朝食の摂取と健康の関係を調査した結果が図1です。身体や精神の不調を最も多く訴えたのが、朝食抜きの人たち(0点)でした。次に多く訴えたのは、主にパンやご飯など主食だけ食べたと考えられる人たち(1点)。主食におかずを二つの食品群から加えたと思われる人たち(3点)が最も体調良好でした。面白いことに、全群食べる(4点)と、食事頃「朝食は抜いた方が適正体重を維持でき、体調も良くなる」と謳う健康法が、ちょっとした人気です。太る、つまり体内の脂肪量が増えるのは、食べたけれど使われずに余ったカロリーを蓄えた結果。だったら朝食をとらなければ、前日のうちに使い切れずに余ったカロリーを翌午前中に使うことになり、辻褄が合う⋮⋮。一見理に適かなっているようですが、そうは問屋が卸さないかもしれません。 朝食を抜くと、困った現象が体内で起きるらしいのです。近図1平日の朝の身体の状態や気持ち今回のお話は…「時差ボケ」を招く


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