ロハス・メディカルvol.118(2015年7月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年7月号です。


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的に感受性の高いわけではない70%の人は、コレステールを多く含む食品を摂取しても、血中コレステロール値はほとんど変化しないか、増えても軽微ということが分かってきました。むしろ鶏卵の摂取により、「善玉」コレステロールとして知られるHDLコレステロール値が上昇することすら報告されています。 となると、体質や体調に問題のない人は、鶏卵摂取を厳しく制限する必要はなく、むしろ1日1個は摂取した方が良いとすら言えます。 厚労省の「日本人の食事摂取基準」2015年版にも、「コレステロールは動物性たんぱく質が多く含まれる食品に含まれるため、コレステロール摂取量を制限するとたんぱく質不足を生じ、特に高齢者において低栄養を生じる可能性があるので注意が必要である」と書かれています。 随分と長い間、鶏卵に汚名を着せてしまったのかもしれませんね。そんなわけで高橋典子さんに今回は、卵を使って「本物のカルボナーラ」を作っていただきました。スパゲッティ120G卵2個塩適量黒こしょう適量パルメザンチーズ大さじ3本物のカルボナーラ作成:料理研究家 高橋典子 HTTP://WWW.NONNONCOOKING.COM/LOHASMEDICALVIEW生クリームを使わず卵の力だけでソースを作ります。スパゲッティを茹でる湯をたっぷり用意する。塩を湯の量の1%程度入れる。茹で上がる前に、3のソースに再度火を入れて、沸騰させておく。火を消してから茹で上がったスパゲッティを入れてよく混ぜ、ソースの水分をパスタに吸わせる。水40㎖を加え、さらに混ぜたら、フライパンの中央にパスタを集め、その上から2の卵液を加える。軽く混ぜたら、中火にかけ、休みなくとにかくしばらく混ぜ続ける。うっすら白っぽくなり少しとろみが出てきたら、火から下ろして、さらに混ぜ続ける。とろみが落ち着いてきたら、再度火にかけ、10秒程度混ぜたら火から下ろす。皿に盛りつけ、黒こしょうをたっぷり振っていただく。ベーコンは5㎜程度の厚さに切り、大きめのフライパンでオリーブオイルでこんがり色が着くまで炒め、一度火から下ろして温度を下げ、白ワインを加え、再度火を着けてアルコール分を飛ばし、そこに水60㎖を加えておく。ボウルに卵、パルメザンチーズ、黒こしょう(多め)、塩ひとつまみを入れ、卵が完全に繊維がなくなるまで溶きほぐす。スパゲッティを茹でる。標準茹で時間より30秒程度早めに上げる。材料(2人前)作り方13245678ベーコン(できれば固まりのもの) 60G白ワイン大さじ1〜2…日本酒で代用可バージンオリーブオイル 小さじ2水60ML+40ML


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