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社会保障の充実のために必要という謳い文句だった消費税増税。でも、そのせいで首都圏にあって患者のため積極的に活動する病院が、軒並み潰れそうになっています。消費税の危険なワナ良い病院が潰れる患者から消費税を徴収できません。でも、医療機関の経営には消費税が大いに関係あるのです。 医療機関は、薬や機器や備品、消耗品など様々なものを購入しています。建物も定期的に建て替えます。その支払いの際には消費税が上乗せされます。これらの項目を総称して「課税仕入れ」と呼びます(人件費などには消費税がかからず、「非課税仕入れ」と呼ばれます)。その税率が2014年3月まで5%だったのが、その年4月から8%へと3%上がりました。つま014年4月に消費税率が8%へと上がり1年半が経過しました。同じ時に診療報酬の改定があり医療機関に対して負担増分の補填が行われたということになっていたため、医療機関の経営にどう影響するか読めない部分もあったのですが、昨年度を〆てみると、事前に業界内で危惧されていた通り、特に首都圏で、多くの大規模病院が赤字転落か赤字スレスレになりました。 あれ、医療って消費税非課税じゃないの? と思った方、はい正しいです。医療機関は課税業種の場合消費者事業者消費税総額Y円官仕入れ先Y消費税総額納付/還付※X円円XYX消費税総額※が+なら納付、-なら還付X円18消費税の流れ