ロハス・メディカルvol.127(2016年4月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2016年4月号です。


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[入場無料(先着50名様)]がん重粒子線治療を知りたい人の講座神奈川県のI-ROCKって、どんななの?講師瀧田盛仁氏(神奈川県立がんセンター治験管理室医長)司会川口恭(ロハス・メディカル編集発行人)主催有隣堂協力神奈川県立病院機構、ロハスメディア、大和出版日時4月23日(土)13時〜15時(開場12時30分)場所有隣堂伊勢佐木町本店 別館2階特設会場横浜市中区伊勢佐木町1-4-1参加ご希望の方は、事前に電話でお申し込みください。電話045-261-1231(受付は10時〜20時)LOHASMEDICALVIEW曰く「肩コリだからと肩ばかり施術したところで、一瞬楽になった気がしても、またすぐ症状が出てしまいます」とのこと。正しく診断して、筋膜のよじれをほぐさないことには、治らないのです。 このMPS、1980年代に米国で発行された医学書には既に載っている病気なのですが、冒頭に挙げたような一般的な検査では特段の所見が見られないため、その存在すらあまり知られてきませんでした。今日でも、多くの医療機関では診断・治療が困難で、五十肩などと誤診される場合すらあります。 思い当たる、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 さて、筋膜のよじれをほぐすって、一体どうすればよいのでしょう? 竹井教授の勧めるのが、イタリアで発案された「筋膜マニピュレーション」による施術です。解剖学や組織学に基づき、筋肉や骨の障害に筋膜がどう関わっているかを明らかにしてきた学問で、患者の身体状態の変化を臨機応変に捉えながら、筋膜のヨレをほぐしていく治療手技を発達させてきました。 また、それをベースに竹井教授が考案した自宅版「筋膜リリース」を行うことで、自力でも症状を改善できる可能性があります(左ページコラム参照)。元々は、専門家による筋膜マニピュレーションや筋膜リリース施術の後、よじれが戻らないように自宅でその効果を維持していくためのに行うものでしたが、それ単体で行っても一定の効果は得られるようです。 ただし、MPSかどうか、どの筋膜のつながりに問題が生じているのか、といった判断は素人には難しいものです。思い当たる節があり、本格的な治療を受けたい方は、竹井教授が管理する「FASCIAL MANIPULATION JAPAN」のフェイスブックページにある「筋膜マニピュレーション治療を受けられる病院一覧」を参考に、受診してみてください。14筋膜をほぐす


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