ロハス・メディカルvol.137(2017年2月号)

ロハス・メディカル2017年2月号です。睡眠と免疫の関係、水晶体とオートファジー、体幹トレーニング、血管の傷みが分かる検査、亀田総合病院事件、小松秀樹、がん対策基本法の狙い、オプジーボの光と影9など


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がんサバイバーがんで亡くなる人国民の100人にのうち10人が60歳までにがんに罹患するただし、60歳までにがんで亡くなるのは、うち2人60歳まで男性100人にのうち40人が80歳までにがんに罹患するうち15人が80歳までにがんで亡くなる80歳まで男性女性国民100人にのうち20人が70歳までにがんに罹患する70歳までにがんで亡くなるのは、うち5人70歳まで女性100人にのうち30人が80歳までにがんに罹患するうち10人が80歳までにがんで亡くなる80歳まで負う者として「事業主」が加えられました。 事業主の責務の具体的内容として第八条に、「国及び地方公共団体が講ずるがん対策に協力するよう努めるとともに、がん患者の雇用の継続等に配慮するよう努めるものとする」と書き込まれました。国民の責務も少し増えて、「がん患者に関する理解を深める」よう努めることになりました。 また「がん患者の就労等」で括られる条文が3つ、「がんに関する教育の推進」の条文が1つ、全く新しく設けられました。 がんが加齢と共に罹患・死亡共に増えるとは言え、実は新しく診断される年間約90万人のうち5分の1は60歳未満、3割は65歳未満です。一方、下の図でも分かるように、診断されたからと言って必ずしも命に関わるわけではなく、がんサバイバーが大勢存在しLOHASMEDICALVIEWます。その人たちは、がんを抱えながら、働いて生活していかなければないのです。本人にとっても社会にとっても、がんサバイバーの就労問題は極めて重大なのですけれども、世の中の理解がまだまだ足りないので法律を強化したということになります。 ただし、職場に健保組合がある場合、治療費の少なくとも35%は雇用主の負担となるため、就労問題を改善するためには薬剤高騰対策も避けて通れません(詳しくは『オプジーボの光と影』を参照してください。WEBで電子書籍を読めます)。25


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