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C0C1C2C3C4むし歯の始まり歯髄象牙質エナメル質痛くなくても、むし歯むし歯の進行度 ちなみに、エナメル質が弱くなっているけれど穴までは開いていない段階を初期むし歯(歯科用語ではC0)と呼びます。少し白濁しているので、専門家が見れば分かりますが、素人に判別するのは困難です。 痛みはありませんし、この段階までなら、生活改善してお手入れをきちんとすることで、健全な状態まで戻すことができます。ならば、歯髄まで刺激が届くということは、まず考えられません。 痛みが出たのは、エナメル質に穴が開いた、つまりむし歯の可能性があります。歯の表面が割れたとか欠けたとかいうことも考えられますが、対処法はむし歯と同じです。 食事やプラークが作り出す酸によって、歯の表面から骨の成分であるリン酸カルシウムが抜け出る「脱灰」と呼ばれる現象があります。唾液によって酸が中和され、再び歯にリン酸カルシウムが戻る冠の場合、一番外側にあるエナメル質が健全冠の痛みは、むし歯歯「再石灰化」とバランスが保てていれば良いのですが、脱灰の方が強過ぎると、どんどん歯が弱くなっていきます。この現象が、むし歯です。 エナメル質に穴が開いたけれど、象牙質までは到達していないというのが歯科で言うところのC1で、時々冷たいものがしみるかなという程度です。この段階で治療すれば軽く済みます。 エナメル質に完全な穴が開いて象牙質まで侵され始めているのがC2。頻繁に痛みを感じるようになります。象牙質は軟らかいため、ここから先は進行が早くなります。一刻も早い治療が必要です。 象牙質も貫通して歯髄まで侵されるようになったのがC3。四六時中痛みを感じるようになるので、さすがに放置する人は少ないでしょうけれど、できればこうなる前に歯科へ行きたいところです。 もっと進行したC4は歯髄が死んでしまった状態です。9