ロハス・メディカルvol.136(2017年1月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2017年1月号です。


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第65回どい・ゆうこ●1978年北海道医療大学薬学部卒。病院勤務後、93年(株)アインファーマシーズ入社、薬剤師研修を担当、2013年より現職。神戸薬科大学非常勤講師、北海道大学非常勤講師として、「薬剤師教育指導論」や「リスクマネージメント」を教えている。MBA取得後、2015年4月より経営学博士課程に進学。静脈瘤や肝臓、腎臓、心臓の異常が知られています。 一方、疲れや冷え、血行不良などが原因の場合は、自分で簡単にケアできることも珍しくありません。 ケアの方法として、今回はマッサージを取り上げます。 太もも、膝とその周辺、ふくらはぎ、爪先から足首の4カ所に分けてマッサージをするのが効果的です。この部分的マッサージと共に軽く脚全体のマッサージをしたり、体全体のストレッチを組み合わせたりするのも良いでしょう。 太ももの付け根には脚全体のリンパの流れに関係するリくなって、お肌も体も気持ちも落ち込んでいませんか。 寒さ対策にも関連する脚のむくみ解消法をご紹介します。 むくみは、医学的には「浮腫」と言い、女性に多く見られます。酸素や栄養分を末梢の細胞へ運んできた水分が、不要となった後も静脈やリンパ管を流れず皮下組織に溜まっている状態です。 普段と変わりない生活で突然むくみが起きたり、1週間以上続いたりした時には、病気が原因の可能性もあるので受診しましょう。脚のむくみが起きる病気としては、下肢(株)アインホールディングス上席執行役員土居由有子ンパ節があります。胡坐をかいた状態で太ももの付け根に両手を重ねて重みでゆっくりと左右5回ずつ圧を掛けます。仰向けに寝て、開脚状態で膝を曲げて太ももの付け根をほぐしながら押しても良いでしょう。 次に膝から脚の付け根にかけてです。膝を軽く曲げる状態で、足を延ばして座ります。膝から太もも方向に両手で包み込むように撫で、次に膝の裏にあるくぼみに指を当てて太ももに向かってさすります。左右5回ずつ。 次にふくらはぎに移ります。ふくらはぎは、筋肉が付いて脚のむくみにマッサージ寒いる箇所なので、筋肉のコリを取ると共に血液の流れを良くします。膝の上から両手で包み込むようにして軽く圧をかけながら左右5回ずつさすります。下から膝の方向にも同様に左右5回ずつ繰り返します。 最後は、足首を軽く回した後、足の甲と裏を爪先から足首に向けて左右5回ずつさすります。 リンパの流れを促すマッサージは、血行が良くなる入浴後が効果的です。マッサージ用のクリームやオイルを使うと、香りの良さと共に手が滑らかに動き、手足の血行が良くなり温熱効果もあります。 もし、薬局に行くことがあれば、体を温めるハーブティーや保湿効果があるスキンケア情報もゲットしてください。 街では、少しずつ「健康サポート薬局」が誕生しています。処方箋調剤だけでなく健康に関する相談をしてみてはいかがでしょうか?LOHASMEDICALVOICE


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