ロハス・メディカルvol.110(2014年11月号)

『ロハス・メディカル』2014年11月号。寝たきり予防にフレイル予防、呼吸同期照射、交代勤務と睡眠、脂質を摂り過ぎると酸化、がんと慢性炎症の関係、即席ラーメンで女性はメタボ危機、アドバンス・ケア・プランニングほか


>> P.11

細胞細胞外細胞膜糖脂質タンパク質親水基細胞内リン脂質が親水基を外に向けて周りを覆っている脂質二重膜リポタンパクリン脂質リン脂質アポタンパク中性脂肪コレステロールエステル(トリグリセリド)水になじむ水になじまない不飽和脂肪酸飽和脂肪酸遊離コレステロール遊離コレステロール拡大拡大着せられがちです。 ただし脂質は、単なるエネルギー源ではなく、体の材料として必須の役割も果たしています。このため、ある程度は摂る必要があります。 そして実は、一口に脂質と言っても様々な種類があり、その性質も体への影響も、まるで違います。摂り過ぎたら必ず動脈硬化になるとも限りません。リン脂質や遊離コレステロールを主要な成分とする脂質二重膜でできている。細胞膜の柔軟性は、リン脂質の構成要素である不飽和脂肪酸によって保たれているので、不飽和脂肪酸が酸化すると膜は硬くなって機能が損なわれ、細胞活動に支障が出てくる。二重膜を貫通している膜タンパクが物質の通り道となる。水を弾くコレステロールや中性脂肪を、血流に乗せて運搬するためのリン脂質のカプセル。役割ごとにLDLやHDLなどの種類がある。(大雑把に言うと、肝臓から末端へコレステロールや脂肪酸を運ぶ行きの便がLDL、末端で余ったコレステロールを回収してくる帰りの便がHDL)リン脂質細胞内と細胞外にそれぞれ親水基が接するよう、背中合わせに並んでいるLOHASMEDICAL細胞膜リポタンパク


<< | < | > | >>