ロハス・メディカルvol.111(2014年12月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2014年12月号です。


>> P.12

フレイルになっているかもしれません。 国立長寿医療研究センター病院の佐竹昭介・高齢者総合診療科医長らの研究で、総得点が8点以上ある場合は、CHS基準でフレイルに該当する確率が高いと分かってきました。 また、東北大学公衆衛生学分野・辻一郎教授のグループが宮城県大崎市で行っている『大崎コホート研究』によれば、下の基準のどれかに該当した人は、そうでない人の3・8倍、1年以内に要介護になりやすいという結果になりました。 同じ研究で、生活機能全般20項目で7点以上だった場合は10人に1人が、10点以上だった場合は6人に1人が、1年以内に要介護になりました。ビックリするほど高い確率ですよね。 要介護になってしまうと、健康な時以上に頑張らない限り元の状態へ戻れないこと、寝たきりが近づいてくることは前回も説明しましたね。 点数が高かった人は、取り返しのつかない何かが起きてしまう前に、直ちに対策を始めましょう。 と言われても、何をすればいいの? どこに相談したらいいの? と思いますよね。その意味でも、このチェックェックリストで総得点が8点以上だった方、チ市町村に相談して介護予防事業に参加を生活機能全般(項目1∼20まで)で10点以上の場合運動器(項目6∼10)で3点以上の場合栄養状態(項目11∼12)2点の場合口腔機能(項目13∼15)2点以上の場合チェックリストでこんな場合は介護予防事業の対象にLOHASMEDICAL


<< | < | > | >>