ロハス・メディカルvol.111(2014年12月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2014年12月号です。


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サッカリンを与えられたマウスの糞便を移植した際と類似した腸内細菌の構成になり耐糖能異常も示されました。 ヒトのデータがたった7人しかないなど、この論文に対して反論もありますが、〝人工甘味料の謎解き〟が前進したことは、間違いない思います。 南太平洋の島々の人たちは、砂糖の原料となるサトウキビを約1万年前から生産していたようです。対して人工甘味料は、最も古いサッカリンでさえ誕生してから約135年に過ぎません。私たち人間の体のシステムにとっては新しい化学物質で、その影響はまだまだ分からないことだらけです。今後の研究で、さらに明らかになることが期待されます。 ということで、今回は高橋典子さんに、かんたん栗きんとんを作っていただきました。栗には、炭水化物だけでなく、ビタミン、ミネラルや食物繊維などの栄養素が、たくさん含まれています。これなら、ヘルシーな甘みを楽しめますね。栗12個程度塩茹で汁1ℓに対して、小さじ1∼2程度はちみつ小さじ2から3程度(水飴、粉砂糖などでもよい)栗は、鬼皮ごとよく洗い、たっぷりの水と塩(水1ℓあたり、小さじ1∼2程度)に入れて、火にかける。8分程度で沸騰したら、火を中火にして、40分程度かけてじっくり茹でる。時間が経ったら、そのまま茹で汁に浸けたままで冷ます。取り出した栗は、粒の所や粉状になっている所が混在しているのが良い状態なので、皮から出したままの状態の所に(無理に潰したりしないで)、はちみつを加え、粉の部分がしっとりとして、全体が一つにあんこ状にまとまってくるように、混ぜる。まとまりにくいようであれば、少しはちみつを足す。栗を鬼皮ごと縦半分に包丁で切り、小さいスプーンで中身をくるりとボウルに出す。6等分して、ラップでぎゅっと一口大に丸め、ごろんとした形にする。材料(6個分)作り方1324かんたん栗きんとん作成:料理研究家 高橋典子HTTP://WWW.NONNONCOOKING.COM/LOHASMEDICALVIEW栗の皮を剥くのが面倒で……という方にも、皮を剥かないで簡単にできる栗のお菓子です。茹でる時は、必ず塩を入れてください。味の決め手になります。栗は、この方法で茹でておけば、このまま密閉した袋に入れて、冷凍保存ができます。食べる時は、自然解凍で。LOHASMEDICAL


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