ロハス・メディカルvol.112(2015年1月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年1月号です。


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っておくと悪循環することをご紹介しました。悪循環の図を再掲載します。 今回は、図の中で中核を占めている「サルコペニア」について、ご紹介します。 サルコペニアは、ギリシャ語のSARX(筋肉)とPENIA(喪失)を合わせた言葉で、筋力か身体機能が低下していて、しかも筋肉量が落ちている状態を指します。フレイルとほぼ同じですが、フレイルの方が社会的なものや精神的なものまで含んでいるのに対して、サルコペニアは身体的なものだけに焦点が当たっています。より診断しやすいとも言えます。 さて、このサルコペニアにの連載の初回にフレイル※という概念と、放こ脚の細さを喜んでいてよいのは若い時だけです。高齢で脚が細いのは、筋肉が足りない現れという可能性があり、筋肉の足りない人には、寝たきりが近づいています。3なってない?サルコペニア寝たきりを遠ざける運動と栄養※フレイル:高齢になって筋力や活力が衰えた段階。高齢者の多くは、フレイルの段階を経て、要介護状態になるので、早期発見をして対処することが大切と言われています。英語ではFRAILTY(フレイルティ)ですが、日本老年医学会では「フレイル」と呼ぶことを提唱しています。サルコペニア筋肉量が減り、筋力か身体機能が落ちた状態エネルギー消費量フレイル※の悪循環低下食欲・摂取量低栄養疲労基礎代謝低下活力低下身体機能(歩行速度)低下筋力低下活動度低下低下障害発生率45倍LOHASMEDICAL


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