ロハス・メディカルvol.119(2015年8月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年8月号です。


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因子の過剰を回避できた。 日本でも、大腸がんは増加し続けています。厚生労働省のデータによると、日本人の大腸がんによるがん死亡率は、女性は2003年以降第1位、男性でも2007年以降第3位となっています。 だからと言って、皆さんに菜食主義をお勧めはしません。菜食主義にすると、タンパク質、カルシウム、ビタミンD、鉄、ビタミンB12が不足して、かえって体を壊してしまう可能性が高いです。 お手本は意外と身近にあります。伝統的な和食は、ご飯と汁物、魚介類を中心としたおかずで構成されており、まさにペスコベジタリアンに近いものでした。それが、高度成長期以降は食肉の消費量が急増し、精製された炭水化物の摂取も増えています。 まずは動物性食品を控えめにし、精製された炭水化物、お菓子やスナック、砂糖入りの飲み物の摂り過ぎに注意するところから始めてみてはいかがでしょうか。 というわけで今回は、高橋典子さんに「夏野菜たっぷりソースのサーモンステーキ」を作っていただきました。生サーモン切り身2切れ塩・こしょう適宜トマト1個玉ねぎ1/2個いんげん8本ズッキーニ1本……黄色でも緑のものでもよい夏野菜たっぷりソースのサーモンステーキ作成:料理研究家 高橋典子 HTTP://WWW.NONNONCOOKING.COM/LOHASMEDICALVIEW伝統的な和食の価値野菜のソースを作る。にんにくはみじん切りにして、それ以外のすべての野菜は1CM角に切る。フライパンにオリーブオイル大さじ2を入れ、低温でまずにんにくを入れて炒め、香りが出てきたら、いんげんと玉ねぎを入れて中火で炒める。少ししんなりしてきたら、ズッキー二を加え、最後にトマトを入れてさっと炒めて、白ワインを加えアルコール分を飛ばし、塩・こしょうで味を整える。いったん他の容器に野菜とソースを取り出す。取り出しておいた野菜とソースを2のフライパンに加え、サーモンと少し馴染ませてから、皿に盛り付ける。最後にこしょうを少し振る。使う野菜は、この他、茄子やモロッコインゲン、オクラなど、お好みのものでどうぞ。サーモンは、焼く直前に、表裏に、さっと塩・こしょうを振り、1のフライパンにオリーブオイル大さじ1を加え、そのまま中火で片面をこんがり焼き、裏面もさっと焼く。材料(2人前)作り方132にんにく1片……みじん切りオリーブオイル大さじ2+1白ワイン大さじ2塩・こしょう


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