120号(2015年9月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年9月号です。


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オーラル・フレイルの3徴候滑舌の低下噛めない食品の増加ていますか? 昔は好きだったけれど近頃は噛みづらくて敬遠している、という方、その変化の陰で、とある危険が進行中かもしれません。 パ・パ・パ・パ・パ⁝⁝、タ・タ・タ・タ・タ⁝⁝、カ・カ・カ・カ・カ⁝⁝と、連続で素早くハッキリ発声できますか? 10秒間連続した時に60回以上言えないという方、危険性が高まっています。突ながら、最近、さきいか、たくあん、食べ唐寝たきりにつながるサルコペニアやフレイル。口の些細な衰えに注目すると、早く気づいて健康な状態へと戻れるかもしれません。11衰えは口からオーラル・フレイル寝たきりを遠ざける運動と栄養※フレイル:高齢になって筋力や活力が衰えた段階。高齢者の多くは、フレイルの段階を経て、要介護状態になるので、早期発見をして対処することが大切と言われています。英語ではFRAILTY(フレイルティ)ですが、日本老年医学会では「フレイル」と呼ぶことを提唱しています。6


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