120号(2015年9月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年9月号です。


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VOL.1212015年10月号予告過去の特集はWEBで!!お陰様で創刊から丸10年!!HTTP://LOHASMEDICAL.JP定期購読できます。25LOHASMEDICALLOHASMEDICAL第51回ナビタスクリニック理事長久住英二くすみ・えいじ●1999年、新潟大学医学部卒業。虎の門病院に勤務した後、東大医科研先端医療社会コミュニケーションシステム部門に所属、2008年6月、立川駅の駅ビル「エキュート立川」で開業。内閣府の規制・制度改革仕分け人でもあった。月から、出身地である新潟県の魚沼市立小出病院で、休日の当直業務を手伝うようになりました。 上越新幹線の浦佐駅近くに6月、魚沼基幹病院という新潟大学病院のサテライト病院が開院し、重症患者はそこに集中させて、周辺の医療機関はダウンサイジングするという医療機関の集約を行った結果、元々は新潟県立小出病院だったのが外科系の入院治療を止めて、市立病院として再出発した病院です。 病院のスタッフは、皆やさしくて誠実でした。患者さんも感謝してくださり、気持ちよく診療させてもらいました。ただ、機能を縮小したことが、まだ充分に知られておらず、外科の処置をしてもらえると思って来た患者さんに他の病院へ行ってもらわなければならなかったのは、少しストレスでした。 担当は、原則として救急車や入院を受け入れない一次救急なのですが、かかりつけ患者の救急搬送は受け入れています。公共交通機関の便が悪く、何かあったら救急車を呼ぶしかないこともあり、救急車がやって来ました。 80歳を超えた方が遠くから運ばれて来て、付き添って来た家族は別世帯で暮らしているという事例にも遭遇し、そのように入院を引き受けざるを得ない状況も多いのだろうと感じました。移動の足がないため、救急隊の出動は増える一方であろうと思いました。 夏場でこれですから、冬季は何倍も大変になると思います。都市部とは違った、医療過疎の現実でした。7LOHASMEDICALVOICE©ロハスメディア2015(無断転載禁止)〒107-0062東京都港区南青山2-2-15 ウイン青山616 株式会社ロハスメディア内 ☎03-5771-0073「ロハス・メディカル」編集部:ARTDIRECTION&DESIGN:HOSOYAMADADESIGNOFFICEPRINTEDINJAPAN 株式会社テンプリント読みやすい大きな活字。購読・登録でTポイントたまります。HTTP://MAINICHI.JP/お問い合わせは0120-460-012毎日新聞はロハス・メディカルを応援します!32頁版本誌を、毎月1冊1年間2500円(税・送料込み)、毎月5冊1年間5000円(税・送料込み)で定期購読できます。郵便振替 00150-7-668818 (株)ロハスメディア振替用紙の記入欄に、住所・氏名・電話番号を忘れず書いて、ご入金ください。WEBサイトからもご注文を承っています。ロハス(LOHAS)は、LIFESTYLESOFHEALTHANDSUSTAINABILITYの頭文字からできた言葉です。直訳すると「健康的で持続可能な生活様式」となります。


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