ロハス・メディカルvol.123(2015年12月号)

患者と医療従事者の自律をサポートする月刊情報誌『ロハス・メディカル』の2015年12月号です。


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誇りある最期か お仕着せを待つか地域包括ケアの課題と未来看取り方と看取られ方小松秀樹・小松俊平・熊田梨恵編著ハート・リング運動専務理事早田雅美著12月上旬刊行!!好評既刊話題沸騰中!認知症それがどうした!ご注文はAMAZONかお近くの書店で。本体2,000円ISBN:978-4-990-60087-7本体1,500円ISBN:978-4-990-60088-4域包括ケア」は、もはや国がすべて一律を保障するこート・リング運動の早田雅美専務理事による体験談。とはできないから各地域で身の丈に合ったことを、ということです。具体的な形は、これから各地域で相談して決めることになります。 でも悲観するには及びません。 本当に必要なのは何なのか絞り込めば、豊かに死んでいくことは充分に可能と思われます。ただし、絞り込む段階では、軋轢が生じるでしょうし、前提として現場での 20年前、TBSテレビの敏腕プロデューサーだった父・昭三さんがアルツハイマー型認知症となりました。治そうと名医巡りをしましたが、あっけなく3年で逝かせてしまいました。 数年後、今度は放送作家だった母・美智子さんがレビー小体型認知症を発症。前回の反省を踏まえ、できる範囲での工夫で、要介護度タブーなき議論も必要です。 その議論の材料となる、現場に今ある課題を、各職種の論客たち22人が平易に端的に語ります。 医療・介護の従事者たちは自分たちの職業領域が今後どうなっていくのか、一般の方は自分たちの地域の社会保障が今後どうなっていくのか、そこにどう関与していけばよいのか、それぞれ自分なりの視座を固める上で、読まないと損をする一冊です。5、身体障害者1級の認定を受けた現在まで約10年、自宅での介護を明るく前向きに続けています。 その経験から、現在の日本社会の認知症への対応は決定的に間違っていると確信しました。 一体何が間違っているのか。 認知症の家族を抱えて途方に暮れている人々、自分自身がひょっとしたら認知症なのでないかと脅えている人々に、大きな勇気を与える一冊です。「地ハ26


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