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最終回LOHASMEDICALVIEW文/川口恭絵/田中未樹監修/薗部友良保健室向け書籍の骨格連載。最終回は、感染症への恐怖感が社会から薄れると、世界中で必ず増えてくる誤解について考えます。その病気にかかる人は少ないから接種しなくてもいいと思うの。え、間違い?なんで?りました。 しかし、予防接種するのをやめても構わないのは、人間にしか感染しない病原体で、感染者がゼロになった場合だけです。 世界の中で、少なくなったとは言え感染者が残っているような病原体の場合、あるいは別の生物を介しても感染する病原体の場合、社会全体として見た免疫保有率が一定割合より下がると、再流行する間にしか感染しない病原体の場合、予防接種することによって感染者を減らし、やがて自然界から根絶することができます。その高い致死率から「悪魔の病気」とも恐れられた天然痘は、まさにこのパターンで自然界から消え、それによって予防接種も行わないで済むようにな人
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