ロハス・メディカルvol.139(2017年4月号)

ロハス・メディカル2017年4月号です。「口から人生を豊かに」特集スタート。初回は清潔6つのお得です。片切寛氏voice。口内炎も2週間続いたら要注意。血管を守る特集は最終回、中性脂肪で血管が傷む。抗生物質って何?。リハビリが続かない、どうしたら?リン酸探検隊も最終回。梅村聡氏と井上清成氏の対談ほか。


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(角田講師資料より編集部にて作成)ベーチェット病、クローン病、潰瘍性大腸炎、大腸がん、月経過多、HIV感染症、栄養欠乏、吸収不良がん性潰瘍舌がん、歯肉がん、口腔底がん他消化管疾患クローン病、潰瘍性大腸炎血液疾患栄養欠乏(鉄、葉酸、ビタミンB12)、白血病、汎はんけっきゅう血球減少、白血球減少、化学療法、悪性貧血感染症ウイルス感染(単純ヘルペス、帯状疱疹、HIVなど)、細菌感染(結核菌、梅毒)、真菌感染皮膚粘膜疾患類天疱瘡、表皮水疱症、扁平苔たいせん癬、多形滲しんしゅつせい出性紅斑、薬疹外傷放射線治療再発性アフタを発症する疾患その他の口内炎の原因LOHASMEDICALVIEW 全身に炎症が起きる難病で、多くは最初に、口内のアフタや、皮膚の赤い発疹、眼の炎症や視力低下、外陰部の潰瘍の4つが現れます。国内患者数は2万人程度と、アフタの発症頻度からすれば多くないのですが、失明率が高く、20歳代後半∼40歳代の働き盛りに多く見られます。稀まれに腸管や血管、神経などが侵されると、命を落とすこともあります。 「アフタがなかなか治らず、皮膚や外陰部にも出来物が出た、治ってもたびたび繰り返す、というようなら、受診してください」と角田講師。 また、口内炎は痛みで気づく人が多いものですが、痛みのない口内炎が長引くようなら、がんの可能性もあります。んでいる可能性があります。まずは、歯科あるいは口腔外科を受診した方が良いでしょう」 口内炎を特徴とする病気として考えられるものの一覧は表の通りです。 例えば、外傷というのは、口の中や舌を噛んでしまった、入れ歯が当たる、といったこと。口内炎に発展させないため口内の清潔を保つことが大事です。「洗口液を使うのもよいですが、その場合は低刺激の製品がお勧めです」と角田講師は話します。 また、アフタを症状とするもので、通常の再発性アフタとの見分けがつきにくいのが、ベーチェット病です。 「がん性潰瘍の9割が、舌の淵や、舌の下に隠れた口腔粘膜に出来ます。通常の口内炎の治療を施しても2週間以上改善せず、むしろ悪化する場合は、がんを疑います」 痛みがないので、気づかれないまま放置されていることも少なくないそう。歯磨きの際、たまに鏡で舌の淵や裏などまでチェックしてみましょう。がんの場合、アフタとは見た目も全く違い、いびつな形で、まだらに白くなったり赤くなったりしています。注意して経過を見守り、治りそうになかったら受診しましょう。がんは痛みがない?


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