東大のがん治療医が癌になって
- ¥ 1,500 (税別)
- 四六版 ハードカバー 320頁
- 2007年5月25日 発行
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東大病院放射線科治療部門に所属し、日々がん患者さんの治療にあたっていた加藤 大基医師は、1年前の2006年4月、34歳の若さで肺癌患者になりました。その後、東大病院呼吸器外科で肺の切除手術を行い、5年間再発せず『放免』となるか、現在のところ心落ち着かない日々を送っています。
幸か不幸かがん罹患と退職によって少し時間的に余裕ができたため、また拾った命を大切に使いたいとの気持ちを持つようになったため、患者になって気づいたことや、書きたかったけれど書く余裕がなかった医療の矛盾を、じっくり考え推敲を重ねながら書き下ろしました。
そこに上司である中川恵一・東大准教授(毎日新聞『Dr.中川のがんを知る』好評連載中)から見た加藤医師の闘いの医学的・医療制度的な解説が加わって、一層奥行きが出ています。専門家の闘病記としても、がんの簡単な教科書としても、医療に対する告発書としても読めるという意欲作です。患者さんが読んでタメになるのはもちろんですが、言いたいことがヤマほどあって、でも言うチャンスがないという医療従事者にこそ読んでいただきたい一作です。
- 2007年8月10日付 産経新聞医療面(全国通し)で紹介されました。
- 2007年8月9日付 産経新聞健康面(全国通し)で紹介されました。
- 2007年7月25日付 聖教新聞書評で紹介されました。
- 2007年7月10日付 毎日新聞医療面(全国通し)で紹介されました。
- 2007年7月3日付 毎日新聞朝刊医療面(全国通し)で紹介されました。
- 2007年6月9日付 朝日新聞夕刊社会面(東京本社版)で紹介されました。
- 2007年6月10日付 朝日新聞朝刊読書面(全国通し)で紹介されました。
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